プリンセス達の衣裳かぶり①の続きです。
まだまだ衣裳かぶりを見つけたのでご覧下さい。



スウェーデン王室のヴィクトリア王女はレバノン訪問で、スペイン王室のレティシア王妃はマドリードで開催された 'Proyectos Sociales De Banco Santander' Awardsの表彰式でSandroのプリントシルクドレスを着用されました。






スペインのレティシア王妃はオランダのウィレム=アレクサンダー国王の50歳誕生日を祝う祝賀ディナーでStella McCartneyの右肩にケープが付いたようなデザインのドレスを着用されました。モナコ公国のカロリーヌ公女はMonaco National Day Galaでサッシュとグローブを着用した正装での着こなしでした。





イギリス王室のソフィー妃は2014年のロイヤルアスコットでEmilia Wicksteadのハイウェストスカートとジャケットに華やかなファシネーターと合わせて着用されました。まだ婚約中のメーガン妃ですが、既に王室の公務に出席していました。メーガン妃着用のスカートとジャケットは2014年のSSコレクションを参考にしたカスタムメイドのようですが、スカートがよりタイトに変更されているのでしょうか。

よく見ると襟元が少し違います。メーガン妃の方はジャケットのボタンを閉じていても左右の襟に開きがあるデザインです。





女優のエミリア・フォックス、イギリス王室ソフィー妃、女優ヘレン・ミレンはSuzannahのドレスがかぶりました。ソフィー妃は2019年のチェルシーフラワーショーでの着用でした。







2016年9月10日のモナコの伝統的な夏の終わりのピクニックで、シャルレーヌ公妃はヴィルシェンコ(Vilshenko)のシルククレープデシン生地の美しいフローラルプリントのドレスを着用されました。スカートのセンターには逆プリーツが施されています。



デンマーク王室のメアリー皇太子妃は2016年9月28日のワシントン訪問で初めてこのドレスを着用されました。その後2017年10月の来日時を含めて少なくとも5回は着用されています。








メラニア夫人はホワイトハウスでパナマ大統領夫妻を迎える時にMICHAEL KORSのドレスを着用されました。 
メタリックシルバーのベルトがセットで販売されていますが、メラニア夫人は過去2回ともベルト無しで着用、レティシア王妃は過去3回ともベルト付きで着用されました。

レティシア王妃が最初にこのドレスを着用されたのは2018年6月19日にホワイトハウスを訪れた時でした。





スウェーデン王室のソフィア妃は国王の70歳誕生日を祝う感謝祭でHUGO BOSSのドレスを着用されました。スカート部分は細かいプリーツが施されています。
レティシア王妃は約一年後にスペイン王立言語アカデミー「RAE」の本会議出席でトンボモチーフのベルトを合わせて着用されました。





キャサリン妃が最初にこのドレスを着用されたのは2012年の4月、映画「African Cats」のプレミアでした。Matthew Williamson(マシュー・ウィリアムソン)の幾何学的なペプラムとターコイズの装飾が特徴のドレスです。約半年後にはルクセンブルクのロイヤルウェディング(ギヨーム大公世子&ステファニー大公世子妃)に参列したヨルダン王室のゼイナ妃が色違いのドレスを着用されました。
※ゼイナ妃…2011年7月22日、ラシッド・ビン・ハッサン王子(ヨルダン国王フセイン1世の甥。現国王アブドゥッラー2世のいとこ)と結婚

ブランドのモデル着用画像とゼイナ妃のドレスにはネックラインの装飾が無いので、キャサリン妃はカスタムメイドで装飾を追加されたのかもしれません。





イギリス王室のベアトリス王女は2019年8月31日の歌手エリー・ゴールディングの結婚式参列でThe Vampire's Wifeのドレスを着用しました。このドレスは10月18日、メキシコの女優マリーナ・デ・タビラもモレリア国際映画祭(FICM)で着用しました。



ベアトリス王女のお気に入りブランドThe Vampire's Wifeのドレスを今年に入ってキャサリン妃も着用されました。
このドレスは、アメリカの女優ジョーダナ・スパイロ、イギリスのテレビ司会者(元モデル)のエマ・ウィリス、アメリカのテレビパーソナリティー、エリザベス・チェンバース(夫は俳優のアーミー・ハマーです)も2018年に着用していました。




この2つのドレスはよく似ています。スカート丈以外の違いも比べてみましょう。ベアトリス王女着用のドレス(左)は裾のフリルが2段にです。また、袖のフリルは上下両方向に向かって付けられており、キャサリン妃着用のドレス(右)に比べてボリュームがあるように見えます。






最後に珍しいケースをご紹介します。

2017年10月27日、デンマークのマガシン・デュ・ノール・ファッションプライズ2017授賞式で、マガシン・デュ・ノール財団の理事であるニーナ・ウェデルウェデルスボル(右)とデンマークのメアリー皇太子妃(左)のドレスがかぶりました。 

ホストとゲストでの衣裳かぶりは異例ではないでしょうか。メアリー皇太子妃は黒いベルトでウェストマーク。ニーナさんは袖をまくっているようです。
首回りにボリュームがあるデザインなのでニーナさんのようにヘアスタイルはアップにした方がすっきりと見えそうです。


この偶然を笑い飛ばしているようなお二人です。同じ衣裳を着て並べば当然比べられるので、表情には出さずとも内心はこの衣裳を着たことを後悔されたのではないでしょうか。
後に王室からこの衣裳かぶりは打ち合わせしたものではなく、偶然であったと発表があったそうです。





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以上です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。