2020年7月17日、エリザベス女王はウィンザー城でトーマス・ムーア大尉にナイトの称号を授与しました。



エリザベス女王のコートドレス、ポケットから下にプリーツが施されています。色使いが注目されがちですが、細かいデザインも素敵です。



エリザベス女王は父ジョージ6世の剣を使い、トーマス・ムーア大尉をナイト・バチェラーに任命しました。



当時99歳だったムーア大尉(退役陸軍大尉)は2020年4月初め、新型コロナウイルス対策の最前線で働く人々を支援するため、1000ポンドを募るキャンペーンを開始しました。4月30日の100歳の誕生日までに自宅の庭を100往復すると宣言、歩行補助器を使いながら庭を往復するその姿が注目され3200万ポンド(約43億円)が集まりました。


4月30日までの目標として1000ポンドを掲げていましたが、4月17日の時点で2000万ポンド(約27億円)に達し、ムーア大尉にナイトの爵位を授けるよう求めるオンライン嘆願に署名が殺到、100歳の誕生日にはエリザベス女王とボリス・ジョンソン首相からお祝いのメッセージも届いたそうです。





ナイトの爵位を授与されたことで、「キャプテン・サー・トーマス・ムーア」となります。




エリザベス女王による叙勲は毎年春に行われますが、今年は新型コロナウィルスパンデミックの影響で、6月と7月にバッキンガム宮殿とエディンバラのホーリールード宮殿で予定されていた式典は延期されました。

2011年


通常は室内で行われるようですが、新型コロナウィルスの感染対策で今年は屋外で行われたようです。



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