忘れっぽいから覚え書き -30ページ目

義父の闘病23

義父の下に集った面々が

口々に思いを語り掛ける。


たけど、

義父からは発せられる言葉は無かった。



義父の命の火は、

細り、揺らめき、

そして、尽きた。



夫が泣いていた。



ちょっと意外な気がした。



ワタシは、

ただただ、

感謝の気持ちと我が子達の成長を

もう少し見て欲しかったという、

残念無念な思いで一杯だった。



そして、ここから、

喪主の妻へと突入する。

義父の闘病22

病院に到着して、

守衛室に名前と病室番号を伝える。


連絡が行き届いている。

妙に感心した。



深夜、一路病室へ向かう。



かなり呼吸が早い義父が居た。



今まで、祖父母、従兄弟達を見送ったが、

「看取る」のは初めて。


不謹慎だが、若干興味深くもあった。


義父の闘病21

一気に悟った。


先に寝ていた夫を文字通りたたき起こし、

子供達にも

じいちゃんが待っているから起きて!

と直ぐに身支度させた。



真夜中、1時過ぎの事だった。