前回ブログの続き
嫁は議長に一部始終を話した
いつでも冷静な議長もさすがに動揺して
「なんて言っていいのか、」
言葉が続かなかった
会長達の気持ちは議長を想ってのことだから嫌なはずはない
でも、自分のためにここまでされると逆に申し訳なくなる
どっちの気持ちも分かる
片腕が
「(議長)を差し置いたつもりはないけど、結果的にはそうなってしまったかもしれない。悪かったな」
片腕らしい言葉だなと思った
「そんなふうには思ってませんよ💦こちらこそ逆に申し訳ない💦」
そのあとにJが
「みんなが(議長)さんのことが大事で、放っておけなかった。そーゆうことだと思う。誰もが犯人見て腹を立てて、手を出すのを我慢して、みんなが本気で憎んでんの見てて(議長)さんはやっぱりまだまだこれからの人で、期待されてるんだなと思ったよ。(嫁)もふざけてんのか本気なのか分かんないけどさ。1番最初に仕切ってくれたの(嫁)だし、全員守るためにはって1番考えてたのも(嫁)だと思う。それは(嫁)が(議長)さんのことが好きだからだし」
「なんて俺は周りの方々に恵まれたんでしょうね。(嫁)さんにまで」
「知ってた?(嫁)の好き嫌いの酷さ(笑)」
「好き嫌い?」
「よく会う人でも好きじゃないとあからさまに嫌いです!って空気出すんだよ(笑)どーでもいい、知らねーし、みたいな(笑)」
「ウソ💧(嫁)さんはみんなに優しいのかと思ってた💧」
「ぜーんぜん(笑)思いっきりシカトしちゃうし、本当に感じ悪い人間になっちゃう(笑)蕁麻疹出ちゃうし(笑)」
「蕁麻疹まで!?」
片腕の側近が
「それ今日も出たから。(犯人)らに回しゲリ決めちゃって足が触れちゃって。痒い!痒い!の大騒ぎで。足と腕に蕁麻疹出て、よっぽど嫌いなんだなって分かったよ(笑)」
「蕁麻疹ってそーゆうときに出るんですか💧」
「(嫁)さんの場合はな。嫌い!!ってなると出る。洗って、気分的に消毒して、薬塗って。そしたらさ、もうバイ菌いなくなった?って確認するんだよ。嫌いな奴はバイ菌だと思ってんの(笑)」
「すぐ落ち着くものですか?」
「(嫁)さんの場合は気分だから、バイ菌いなくなりましたねって言ったら、良かった~治るね~って(笑)」
「へーーー。」
「まぁ今回はJさんが言った通り、みんなが本気だ。誰が飛び出してもおかしくない。体懸けるのはもちろんダメだけど、(議長)君はそれほどの存在だということだぞ?とりあえずは今日から時間の余裕はできたから、どうケジメを取るかゆっくり考えてみて」
嫁が
「この4人は私がしっかり監視するから心配しないでね?(助っ人)も(便利屋の元若い衆)達もいるから大丈夫!そしてリハビリ頑張ってね?アメリカ帰りの底抜け明るい先生が来るから(笑)」
「(嫁)さん。これまでありがとうございました。正直、もうどうにでもなれって気持ちもあったんです。でも病院に搬送される時にこの腕がどうなってもいいって言ったら(看護士)さんに言われた言葉があって。この腕も含めて俺なんだと。ここに来たら(嫁)さんが道しるべを作ってくれるからって。勝利の女神だから、絶対負けちゃダメよ!って言って下さって。それが現実になった気分です。やっぱりこの腕は失くしたくなかったし、皆さんの支えを知ることができましたし。気持ちで負けてたんだなって。憎しみに潰されたら負けですもんね」
「そうよ?勝つか負けるかしかないなら、勝ちを取りに行かないと。力でねじ伏せることは簡単よ?でも憎しみは消えないのよね。それは勝ったことにはならない。ここまでのことをされたなら生きて地獄を体験させるの、ずっと。それをさぁ💧十何年も前に学んだはずのこの4人なのに💧」
「しまった(笑)」
「(議長)さん?この4人のようになっちゃ絶対ダメよ!?立場上、偉いだけで中身は中学生だから💦力でなんか勝つの分かってるじゃない!?本っっっ当にバカでバカで私がおかしくなりそうよ💧」
「俺には4人共、憧れの人なんですけど(笑)」
「それ、今日で終わりにしな?勘違いだから。この4人がおかしすぎて凄い人に見えてるだけよ?💧」
「勘違いなのかなぁ(笑)」
「妄想よ?凄い人の想像にたまたまこの4人が出てきちゃっただけだから💦ね?(助っ人)?」
「俺を巻き込まないで(笑)」
「(片腕の側近)はそう思うでしょ?!」
「聞こえません(笑)」
「もー💦」
ナンバー2は下を向き笑い
毛皮のオジサンは背中を向け
会長は窓の外を見てごまかし
片腕は
「おかしい人におかしいって」
「は?」
「自分はおかしいと自覚してますけど、(嫁)さんが普通だとは誰も思ってませんけど?」
「うわ💦なにそれ💦この状況で私に毒吐いた💦」
さすが片腕だと
その場にいた誰もが思った(笑)