志 | らむねの平和な三角関係ブログ

らむねの平和な三角関係ブログ

手立てのない近所のM親子。こんな親が世の中にいるのか!ってほどのことが起きてる全記録&俺達夫婦と同居人でもあり俺の親友でもあるJとの平和な三角関係や仲間とのことなど。日常の全てが詰まったブログ。ちなみにコメントを頂いても対応しません(笑)悪気はありません(笑)

前回ブログの続き


検査したことを忘れるぐらいしばらくして

先生が来た

「ごめん!ごめん!つい夢中になっちゃって(笑)」

「先生?検査の結果どおなの?」


「んーーー」

「やっぱり難しいの?」


「難しい」

「そっか」


「難しいということが分かっているんだから、その部分をクリアすれば良い」

「そーゆう考え!?凄いな。で?その難しい部分はクリアできそう?」


「骨、血管、神経、それぞれに難しいことがあるんだけど?」

「え💧」


「それぞれの先生が自信のある場所を担当する。やってみなきゃ分からない部分もあるんだけど、もうじきプランが組み上がる。みんなが(議長)君の腕を俺達に託したんだ。応えない訳にはいかないよ。ただし、今回だけは腕は何とかするけど手や指が動くようになるかは五分五分」

「ありがとう。先生達に任せる」


「それでさ、」

「何?」


「やっぱり腹ごしらえには旨いものが良いなぁと思って」

「(嫁)に言って(笑)」


「(嫁)ちゃん?」

「何が食べたいの?」


「話し合ってきたんだ(笑)」

「は?誰と?」


「先生達と」

「難しい手術の話しをしながら?!」


「そうだよ?俺達は毎回毎回が真剣勝負。だから何か起きてしまった場合、美味しいものを美味しいと感じられなくなってしまう」

「まずは先生達が満たされないと良い手術ができないのね」


「いつもの牛肉とキノコのおにぎりと、」

「また!?」


「あとサラダを漬け込んだやつね。なんだっけ。サーモン入ってるのは」

「マリネよ?凄い組み合わせ(笑)」


「あとあれ。待って?メモしてきたから」

あと2品を追加して先生は去って行った


「食いたいものメモってくるぐらいだからさ」

「もしかして余裕?」

「先生達、総出で手術だけど、総出でメシの話しまで飛び出すもんか?(笑)」

「それも準備のうちだろ(笑)」

「腹が減っては?」

「そうだろうな。先生達にとっては手術は戦と同じ」

「なんだかんだ言って、やっぱり凄いなここの先生達は」


先生達はどんなに自信があっても

失敗が許されない大きなプレッシャーと1発勝負のピリピリした時間が待っている


助けられることが当たり前じゃない

なのに患者さんはこの病院なら大丈夫!と期待して来る


診察の時点で手術もできないこととか、手遅れの状態で搬送されてくることも多いとのこと

どれだけ多くの人を助けてきたとしてもその度に言葉にならない想いが込み上げてくるそうだ


これを24時間365日、何十年も続けてきた


前に医者を辞めたいと思ったことはないのかと聞いたことがあった

先生は即答してナイと言いきった


その理由は先生らしく

ろくに診もしないで大量の薬を出す医者

診断がテキトーな医者

自分を特別だと思ってる医者

予約を詰め込んでひと言、ふた言で診察したと勘違いしている医者

簡単になんだろうね、多分、って言葉を使っちゃう医者

接客業だと思ってる医者

これからが日本にはまだ多すぎる

先生の言葉で言うと「悪い医者」だ


だから自分が医者を辞めてしまったら命が助かるどころか病人だらけの国になってしまうと

だから現役を続けることで、そんな悪い医者を見下し続けていきたいそうだ


その通りだとオレも納得した

自分の経験もあったから

良い先生に巡り会えるなんて奇跡に近いことだと思ってきたし


そんな立派な志を持った先生には

各地から人を助ける医者になりたいとたくさんの医者が集まってきてる


救急なんて前もって予定が分かる訳じゃないし

搬送されてくる人の手術は10時間を越えることなんてよくあることなのに

どの先生もやる気満々で対応する熱量は尊敬する


ちなみに先生の息子

同じ病院の内科医

先生と真逆で

血が苦手

声も小さい

見た目も丸々

おとなしい

すれ違っても分からない存在感

跡継ぎにするにしても名前だけ!って先生が言ってました(笑)