先輩の見舞いに。
「今日は俺がお見舞いにいきます!」
「俺も行く!明日帰らなきゃならないし!」
何でも競う会長とナンバー2。
もう誰も意見はしません。
はいはい、じゃあ行くよ。と、連れて行きました。
入院してから顔を見るのは初めてのナンバー2と毛皮のオジサン。
「病院だから静かにな?」
「お前が言うな。」
とコソコソ話す。
受付で名前を書き。
会長より先に書いたことで。
「先に行っちゃいますよ?」
と、ドヤ顔するナンバー2。
そしてすぐ。
「おじゃまします!(先輩)さんどーですか具合は!」
元気良く入り。
「うわぁ~💦」
と、驚かれる(笑)
入院グッズを買ってもらったお礼を言ってる最中に入室したオレ達は。
「今日はツートップが来たから(笑)」
知らせることしかできません。
「毎日が夢の続き。」
実感できない日々が続くので今日もポーッとした顔の先輩でした(笑)
そこに来たのは。
最近、我が家を離れ自宅での生活を再開させた居候の友達だった。
オレ達の顔を見て。
「ただいま!あ💦間違った!久しぶり!でもないんだよな(笑)つーか(先輩)さん!何やっての?!マジで心配しちゃったじゃないですかっ!仕事終わりにここに来たら、面会時間じゃないからって冷たくあしらわれてさ。」
「ごめん(笑)」
「助かったから笑ってられるけど、ちゃんと病気治して気持ちも改心して退院して下さいね?」
「上手いこと言うな(笑)」
「これ、お見舞いね!」
みんな笑った。
「こどもビールか(笑)」
「内臓には酒はダメ!気分で飲んで?倒れたって聞いた時、ひっぱたいてやろうかと思ったぐらい何やってんだ!と思ったんだから。」
「今も?」
「手術したって聞いたからもう大丈夫。痛くて倒れて痛い手術したんだし。これで懲りたでしょ?もう2度と味わいたくないよね?」
「うん(笑)」
「なんで笑ってんの?!💦」
「そんなに喋る奴だったか?(笑)」
「それがね?(オレ)のところに1年半ぐらい住んでたらこうなっちゃったの。心の平和?ってやつが俺のところにやってきて、いろんなことに感動する俺がいた。」
「変わったのか。(オレ)の家なんて行ったことないな。」
「来なよ。寮みたいで楽しいよ?誰かしら毎日来るし。まぁ俺んちじゃないけど(笑)だっていつも3、4人は誰か泊まってるんだよ?」
「は?」
「ボスは(嫁)ちゃんね?ルール守らないと、ブブーやり直しーって言われるけど(笑)みんなで風呂に入って、飯食って、寝て、心も体もあっという間に健康!どお?」
「そんなに泊まれるスペースあるのか?」
「無駄に広い家って(嫁)ちゃんが言ってた(笑)みんな第2の我が家だと思って好きにやってるから。それにさ、退院して1人にしておくの心配なんだよな。ちゃんとやるのか疑問だし。」
先輩はキョトンとした顔をして。
「(オレ)?本当にみんな泊まったりしてるのか?」
「本当。だって今ウチに兄貴と(片腕)さんとここの4人が泊まってるんだぞ?つーか退院したらちゃんとできるか信用できないからウチ来て?(笑)また病院にUターンしたら今度は執刀医オレだからな?」
「それは勘弁だな💦」
「ウチはいつでもウェルカム。」
「(嫁)ちゃん大変じゃないのか?」
電話してその場で聞いた。
返事は。
「来て!来て!お手伝いさん多い方が助かるー!」
だった(笑)
先輩は行かないとは言わなかった。
退院までまだ時間があるから考えるとのこと。
心も体も健康になってもらいたい。
願うのはそれだけです。