前回ブログの続き。
更に。
「いたいた！おはようございます！朝から豪華メンバーですね！」
来たのは助っ人が入院してから皆勤賞の大工の後輩だった。
眩しいぐらいの笑顔だったが。
ガラス越しに見た助っ人に。
号泣。
子供かっ！ってぐらい壁に向かって座り込み泣いてました。
管がいっぱい。
坊主。
横たわった姿は強い強い助っ人ではない。
助っ人のことが大好きな大工の後輩は、ショックを隠せずフルオープン。
そのタイミングで病室へ移動することが決まった。
出てきてすぐ。
「すみません、ご心配とご迷惑をおかけして。」
片腕は。
「心配も迷惑もかけられてない。お前、坊主似合うな(笑)」
「そうだ💦俺の頭どーなってるんですか？！」
「丸い(笑)ガーゼで包まれてる(笑)」
ナンバー２が。
「あれだ！綿棒みたいだぞ？(笑)」
余計なことを言う。
涙が止まらない助っ人の側近と大工の後輩は。
「すみません。ここまで心配して下さって💧」
「全然良いんですよ💦でも衝撃強すぎて💦こちらこそすみません💦」
慰め合いながらトボトボついてきた。
助っ人は。
「ねー(嫁)さん。俺ね、」
「ナポリタンでしょ。でもさもう少し体に優しい物にしたら？」
「例えば？」
「白身魚を入れた茶碗蒸しとか。」
「食べる！」
「パスタじゃなくて煮麺とか。」
「食べる！」
「(助っ人)？手術して頭おかしくなってないよね？」
「いや。良くなったかも。次々浮かぶんですよ、言葉が。」
「言葉じゃなくて食べ物でしょ(笑)」
「画像も浮かぶんですよ。」
「バカね(笑)最初のご飯は重湯かお粥かなー。」
「重湯？」
「お粥の粒がないやつ。」
「は？」
「ドロドロしてるだけの液体。」
「え💧」
「お米の甘味がほんのりするのよ(笑)」
「なんか見たことあるかも💧もしかして白くて半透明なやつ？💧」
「そうそう。」
「ヤダな💧そんなんじゃ元気出ないし治りも遅くなる💧」
「じゃあもう好きなもの食べてお腹痛くなってオムツにされるのと、確実に体に優しいものから食べて元気になれるのと、どっちがいい？」
「一択しか選べないようになってる💧俺は食べ物を噛みたいんです💦」
「頭で想像するのよ？これはナポリタン、お肉、お魚って。タオル噛みながら(笑)」
「悲しくないですか？！💦」
「しかしよく喋るわね。口も縫ってもらえば良かったのに(笑)」
「(嫁)さんが💧鬼にしか見えない💧」
２人のやり取りはいつも微笑ましいが。
今日の助っ人の側近と大工の後輩には涙に繋がってばかり。
姿は痛々しいけど。
元気なのは分かって嬉しい。
でも悲しい。
複雑な想いを抱えながら。
２人の涙は止まりませんでした。