前回ブログの続き。
パタパタとサンダルの音がした。
「おはよう!!(助っ人)君、腹減って暴れてないか?アハハハッ(笑)」
「先生?💧ナポリタン食べたいって💧」
「昨日からずーっとだよ(笑)なんだあの食欲は(笑)先生?何日の何時って言ってくれたらそれまで黙って我慢するから教えて?なんてさ!(笑)」
「バカね💧痛みなくなったから余裕できてお腹すいたのね💧あ、先生、お弁当。」
「おーーー!!!淡い期待をしてたけど、本当に作ってきてくれるとは!ありがとう!(嫁)ちゃんの料理は本当に美味しくて、頑張ろう!と思えるんだよなー!!!」
「先生?(助っ人)の顔見て💧」
「なんだあの顔はっ(笑)でもあんまり挑発すると脱走しそうだな(笑)明け方にも顔出したら起きててさ(笑)腹減った!腹減った!言うから、点滴で腹一杯にならないか?って言ったら、口から食べ物入れて胃に入らないとダメなんだよって真剣に言ってた(笑)」
「やーね💧ここからいつ出れる?」
「今日出しても良いんだけどさ。脱走しないよな?本当に動かれるのが困るんだよね。」
「(片腕の運転手)達が見張りに来るから大丈夫。」
そこに。
大きな気配がやってきた。
片腕
ナンバー2。
毛皮のオジサン。
ナンバー2の側近。
そして助っ人の側近。
感動の登場です。
それぞれのトップが揃ってわざわざ来てくれたんだから。
助っ人の側近は目にいっぱい涙を溜めて。
「(助っ人)さんがお世話になって。ありがとうございます。」
頭を下げた。
「おたくの親分さん、ナポリタン食べたいって必死に訴えてきてますよ(笑)」
「元気なんですね(笑)」
「ほら。」
画像では見ていたそうだが。
間近で見るとショックは大きかった。
見たくない姿だったかもしれない。
ガラスに張り付いて見て。
助っ人は穏やかな目で側近を見つめた。
2人には言葉なんかいらない。
ずっと傍にいた人だから。
でも側近は堪えきれず。
少し離れて涙を拭いてた。
悲しいのか。
悔しいのか。
オレ達には分からない気持ちがあると思う。
「今年、初(嫁)さんだ!」
と、喜ぶナンバー2と対照的に。
「大した男だな。あれでよく事務所に帰るなんて言ったよ。」
毛皮のオジサンも悲しげな目をした。
ナンバー2の側近が。
「手術が成功したって聞いて安心してましたけど。こんなに治療が必要だっとは。」
「見た目が酷そうだけど、腹減ってどうしようもないみたい。食べ物の催促が凄いんだけど(笑)」
「あの状況に置かれても食べ物(笑)昔から変わりませんね。異常な執着をみせるんですよ(笑)」
昔から知ってる人。
それだけで心強い。
助っ人の事務所の警護をしながら。
わざわざ来てくれた片腕達。
助っ人からしてみればトップ3が動いてくれてる。
だから組織が崩れない。
立場関係なく惜しみ無くみんなが協力してくれるから。
凄い絆を見せてもらいました。