予想通りに3回目の洗車をしようとしたJ。
「J?もうやめとこ?素直に謝って元通りになろ?」
「そーだな💧オレも取り憑かれたように車洗うの恐くなってきた💧」
ドキドキしながらウチに入り。
嫁と対面。
「(嫁)ちゃん💧ごめんなさい💧」
思わぬ”ちゃん“付けに。
「理解して反省したなら良いんじゃない?(笑)」
笑っちゃって仲直り。
それからJは嫁にベッタリ。
次男に
「何やってるの?(笑)大きな子供だね(笑)」
子供に子供と言われたJ。
「今日のオレは子供でもいーんだもん!」
開き直った。
午後から嫁の病院。
片腕がいなくても嫁は病院にちゃんと行った。
ナゼなら。
子供達に先に
「ママ、今日は病院なんだ。」
何のためかは言えないけど。
「前に来た先生のところ?」
「そうだよ。定期的に行かなきゃならないから。」
子供達には嫁の声が出なくなったとき診てくれた先生だと言ってあるから、不審がられずに済んだ。
次男に
「ママ?よーく診てもらってきてね?」
こんなこと言われたら。
「そうね💧」
病院に行くしかなくなる。
病院に向かう途中。
「こーゆう時間帯って1日潰れた気分にならない?なんで今日この時間に予約なの!?もー!」
何もかもが気に入らなかったようだが。
「診てもらうのお前だろ?先生の都合に合わせるのは当然。嫌なら帰るぞ?(次男)にウソつくしかないな。」
「行くわよっ💦」
いい加減、毎回コレだと笑えてきて。
「お前は良い母親だな。子供のために我慢して病院行くんだから(笑)」
「我慢してってゆーのは余計なの!」
って(笑)
そのテンションで先生に会ったから。
「先生、今年もお世話になりました!」
「いきなり!?(笑)まだ来たばっかりでしょ(笑)じゃあせっかくだから聞くね?今年はどんな年だった?いろんなことあったもんね。」
本当に激動の1年だった。
実の父親を知ることになり。
声が出なくなり。
大きな揉め事もあった。
オレ達と兄貴のことにも巻き込んでしまった。
この1年の感想。
嫁はどう思ってるのかオレも聞きたかった。
「良い1年だった。本当にいい加減にしてほしいぐらい苦しいことが続いたけど(笑)」
「でも良い1年だったの?」
「だって事が起きても、みんながそばにいてくれたもん。苦しい時も、もうダメって思った時も。寄り添っててもらった1年は、良い1年だと思える。」
予想外の答えに。
ナゼか涙が出そうになった。
オレ達が寄り添っていたから。
良い1年になった。
あんなに辛いことがあったのに?
そう思ってくれてるんだ。
この言葉をJや片腕に聞かせてやりたいと思った。