Richard Tee - Strokin

テーマ:

今日はリチャード・ティー1979年のアルバム「Strokin」を紹介します。

イメージ 1
1943年、ニューヨーク州ブルックリンの出身です。
残念な事に93年に前立腺癌で49歳の生涯を終えています。
私はこの手のピアニストの中ではだんとつに好きなピアニストでした。
 

彼は幼少期からクラシックを学び、高校を卒業するとモータウンでスタジオワークを始めます。
モータウンのスター達のスタジオワークをこなし、キング・カーティスのグループ
キングピンズに参加してアレサ・フランクリン、ロバータ・フラック等のバックを

務めます。

 

ゴードン・エドワーズの仲間が流動的に参加していたNYのライヴハウスに
リチャード・ティも参加するようになり、その中のメンバーで「Stuff」が

結成されました。
スタッフのメンバー全員は、みなさんご存知のようにセッション・ミュージシャンとして引っ張りだこになっていきます。
必然的にスタッフも活動が出来なくなってしまいます。

 

彼の仕事もロックを始めR&B、ジャズ、フュージョン、ポップ、等々あちこちに
引っ張りだこでした。

 

私がなんたって記憶に残っているのはスティーヴ・ガッドとの2人から出てくる
強烈なビートが大好きでした。
ややもすると、他のメンバーが要らないほど2人のグルーヴは最高でした。
スローな曲でも彼独特の美しいメロディを持っている人で唯一無二のピアニスト
だったと思います。

 

このアルバムは、リチャード・ティーのリードアルバムとしては

ファースト・アルバムです。
「Stuff」ともまた違う内容です。
リチャード・ティ自身もモータウンで仕事をしていた人ですから
色々な物の融合と言う点ではポップな要素もクロスオーバー的な要素も
しっかりと良い表現が出来ていると思います。

 

Stuffでも歌っていますが、ティの歌もこれはこれで好きです。
ヒュー・マクラッケンはギターでの参加では無く、ハープでの参加だけです。
面白いですね! 
彼は他のアルバムでも何回かハープでのクレジットを見た事があります。
チャック・レイニー、エリック・ゲイル、トム・スコット、ブレッカー兄弟と
豪華なメンバーですねV

 

こんなビートを出してくれるピアニストっていないんですよね~・・・

 

Richard Tee - Strokin 1979


【Tracklist】
 01. First Love - 4:53 
 02. Every Day  5:24 
 03. Strokin'  5:20 
 04. I Wanted It Too - 5:02 
 05. Virginia Sunday - 5:30 
 06. Jesus Children Of America - 4:45 
 07. Take The "A" Train - 4:43 

 

【Credits】
 Bass - Chuck Rainey
 Drums - Steve Gadd
 Guitar - Eric Gale
 Harmonica - Hugh McCracken
 Saxophone, Lyricon - Tom Scott
 Horns - Barry Rogers, Jon Faddis, Michael Brecker, Randy Brecker, 

             Seldon Powell
 Keyboards - Richard Tee
 Percussion - Ralph MacDonald
 Strings - Al Brown, Beverly Lauridsen, Gudun Schaumann, Guy Lumia, 

              Harry Cykman, Jesse Levy, Jonathan Abramowitz, Kathy Kienke,                      Kermit Moore, Max Cahn, Max Pollikoff, Paul Gershman, 

              Richard Sortomme, Selwart Clarke, Stan Pollock
 Vocals - Frank Floyd, Ken Williams, Richard Tee, Bill Eaton, Zachary Sanders

 

さあ曲の紹介です(^^♪