だれの宿題? | 小学生から不登校でも大丈夫!不安に振り回されない「きく」スキル

小学生から不登校でも大丈夫!不安に振り回されない「きく」スキル

学校に行くことが絶対という時代ではないけど、不安になります。
そんな時、子どもに安心感を与える話の聞き方を知っていると、子どもが安定します。不安の中身を知る方法があると、不安に振り回されなくなります。
ふつうや当たり前から、一歩抜け出しませんか?

宿題のこと。

 

息子は宿題を帰宅して、おやつを食べ終わったらやるパターンが多く

夜ごはんが始まるまでには終わっている。

 

その日は夕方「公園へ行きたい」と言うので

宿題を公園に行く前にするか、帰ってからするか聞いた。

 

すると

 

「帰ってから宿題をする」

 

と言った。

 

公園で存分に遊んで、帰宅後シャワーも浴びて

さあ、やろうかーと宿題をやり始める。

 

うんうん、順調にしている。

 

 

が、

 

「漢字はあとでやるわ」

 

と漢字をノートに書き写すのだけあとでやると言う。

この宿題は苦手意識があるみたいだから、

 

「そうなんだ」

 

と見守ることにした。

 

私はごはんの支度にとりかかる。

 

そうこうしているうちに夜ごはんもできそうになった。

 

夜ごはんの後は息子の好きなTVもあるし、

ごはんを食べる前に終わらせたほうがいいよな

 

私はそう思ったので、息子に声をかけた。

 

私「夜ごはんできちゃうし、漢字やろうよ」

 

息子「・・・これ終わったらやろうかな」

 

だんだん私のほうが待ちきれなくなってきて
早くやれよ!って気持ちがわいてくる。

 

ごはんを食べる前までには終わらせたい

 

そんな気持ちがわいてきて、

フッとなんでそこまでして宿題を終わらせたいの?

って思った。

 

トーンを落として思いを口に出してみたら

 

・息子が宿題終わらせないと夜ごはんが食べられない

 

・先に夜ごはん食べたら宿題をそのままやらないんじゃないか

 

そんなことが出てきた。

 

私がおなかすいてたからw早く食べたかったし、それでイライラするなら

夜ごはん食べてもいいし

 

そのまま宿題をやらないかどうかはやってみないとわからない。

 

そもそも「宿題」は息子の「宿題」

いつやってもいいし、むしろ「やらない」という選択をとってもいい。

(親としてやってほしいけどね)

 

そう思ったら

 

「お母さんはお腹がすいたから夜ごはんの支度をするね。

あと少しでできるからそれまでに終わらせてくれたらうれしい」

 

と落ち着いて伝えることができた。

 

息子から返事はなかったけど、ほどなくして

 

「あと何分くらいでごはんできるの?」

 

と聞いてきた!

こんな風に聞いてくるのは初めてで。

 

「10分くらいかな」

 

そう答え、息子のほうも見ずに黙々とキッチンに立っていた。

 

テーブルにおかずを並べだし、息子をチラっと見ると

 

漢字の書き取りもくもくとしてるーーーー!!!

 

もうビックリで。

 

そして5分もかからず夜ごはんの時間にばっちり間に合って終わらせました。

 

 

「やらそう」とするより変にエネルギー使うより

 

なんで自分がそう思っちゃうか自分に矢印を向けること。

境界線を意識すること。

「誰のこと」なのか立ち止まってみること。

 

そちらを意識していきたいなと思った。