前回の続き
◯装具 3週間の入院の間、24時間つけていました
病院の方は装具のことをエアプレーンと呼んでいました
無償でお借りできたのはありがたかったですが、私の身体には合わず、後に大変な思いをしました
おそらくブログで諸先輩方のお写真を見る限り、私が使っていたものは旧式で、重さも4〜5キロあるもので、それはそれはガッチガチのロボットになった気分でした
ベルトのあたる部分は皮膚が当たるため水ぶくれになり、かゆい!でもかゆいところに手が届かずかけない!かゆみ地獄は2週間ほど続きました
でも夏じゃなくてまだよかったよ、と言われました
たしかにそうだと思います
手術の時期を自由に決められるなら寒い時期をオススメします
装具の着脱も常に看護師さんふたりがかりでしていただいていたので、装具をつけている間は決して退院はできません
装具にはあちこちに鉄板のプレートがついているのですが、腕の角度を下ろせるようになったときに脇にプレートが当たり、それが神経を圧迫してしまい、指がしびれてしまいました
それが続くと治らなくなってしまうようです
私は身長が低いので、普通の人なら脇とプレートの間に余裕があるのでしょう
ちょうど3連休だったため、その状態で過ごすしかなく、拷問にあっているようでした
部屋から出る気力もなく、食事をする気にもなれず、ただただ時間が過ぎるのを待つのみでした
看護師さんは少しでも隙間ができるように装具の位置をずらしてくださいますが、1度横になって起き上がったら元のさや
何度も看護師さんを呼ぶわけにはいかず耐えるしかありませんでした
ちなみに私の使っていた装具は↓のようなものでした
腕はあげずになかやまきんに君のパワー!みたいな形にしていました
(画像はフクイ株式会社さんHPよりお借りしました)
◯清潔面 これは病院のルールなので仕方ないですが、決して快適な生活ではありませんでした
シャワーは週に1度だけ
抜糸前はシャワーはだめだったので私は3週間の間で1度しかシャワーを浴びることはできませんでした(抜糸は術後13日)
それ以外は平日だけ体を拭いてもらえるのですが、温かいおしぼりで私の左手では届かない背中と左の腕を1度さーーーっとなでるだけ
あとは自分で拭きます
装具でかぶれた部分もかゆいところもさーーーっで終わってしまうのです
もっとゴシゴシやってーーー!とは言えませんでした
下半身のみ、2〜3日に1度シャワーを使えるのですが、上は着たままなので濡れないようにそーっと洗いました
洗髪は共同トイレ前の洗面台の前に椅子を置いて座った状態で前にかがんで行います
術後1週間で初めて洗髪してもらったのですが、それ以降はひとりでね、と言われました
え?装具つけてるから右手が邪魔で体は洗面台に近づけないんだけど?
周りで手を洗ってる人、歯を磨いている人もいるし、シャワーの向き少し間違えたら大惨事が起きるんじゃ?
「ひとりでできますか?」と聞いたら「意外とみなさん上手にやってますよ」、と
先述の先輩に聞いたら1度やってみたけど、ほとんど洗えなかったからもうやらない、と言ってました
そんなことを娘に愚痴ったら、やってあげるよ、とありがたいお言葉
それからは3日に1度娘に洗髪してもらいました
本当にありがたかったです
手術前に髪を短くしたことは言うまでもありません
歯磨きは電動歯ブラシを購入したので問題なし
歯間ブラシはうまくできなかったです
手は左手の手の平は洗えますが、手の甲は洗えません
右手は装具が濡れてしまうので水で洗うことはできませんでした
除菌シートで拭くのみでした
ちなみにシーツの取り換えは週に1回、パジャマはレンタルしていましたが、週に3回変えてくれました
◯リハビリ 作業療法士、理学療法士両方いますが、人によってこんなに違うのか、と驚きました
言葉は悪いですが、当たり外れが大きい!
指名制にしてほしいね、と入院しているみんなが口を揃えて言ってました
きっと指名制にしたら仕事がなくなる人続出でしょう
担当者によって効果や治りの早い遅いに違いが出ることは間違いなし、です
残念ながら担当者を決めるのは患者ではないのでなんともしようがありません
今後も通うのに外ればかりだと本当に時間もお金ももったいない
ちなみに私は退院後は週に3回、1回1330円を半年続けます…
どこもそうなんでしょうか
◯売店がなく、飲み物の自動販売機があるだけでしたが、母や娘が1日おきにお見舞いに来てくれたので必要なものは持ってきてもらえたので私は問題ありませんでした
◯運動不足 小さな病院で散歩をするところがなかったので、階段の昇り降りや部屋でスクワットをするくらいしか体を動かす事ができませんでした