ゼクシィのCMを見ると、「そうやって浮かれていれるのも今のうちだぞ」と思ってしまいます。
結婚してもずっとラブラブで添い遂げる夫婦も勿論いると思います。
ただ、そもそもそういった自分にあった女性と出会えるのか、結婚しても年齢を重ねると
考え方も変わるので、一緒に居続けれるのかと思ってしまいます。
私は、結婚して20年以上経ちますが、子供が働きだしたら、離婚しようと考えています。
これまで、家族のことを考えて、仕事をしてお金を稼ぎ、土日は家事もしてきました。
妻は専業主婦ですが、専業主婦は毎日働いているので土日は休ませろということで
土日の家事をするようになったのですが、ふと「私も月金で仕事をしているので、土日で
家事をしていると7日勤務なのでは?」と思うときがあります。
さらに、子供の大学費用の足しになればと、1年前から日曜日は副業もするようになりました。
月金と日は働いていますが、土日の家事はそのまま残っているので、ご飯の下ごしらえをしたり
土曜日の夜に洗濯をしておいたり、工夫をしながらやりくりしています。
そんなこんなでお金や家のことで妻の考えと合わない部分も増えてきたことが
離婚を決意した理由なのですが、そう考えると最初から1人で生きてきた方が良かったのかな、
と考えてしまいます。
と言うことで、今日は結婚した方がいいのか、しない方がいいのかを調べてみました。
1.「結婚する」という選択
結婚は、多くの人にとって人生の大きな転換点です。新しい生活が始まり、パートナーとの絆を深めていく中で、多くの喜びや学びがあります。
メリット
- 精神的な安定と幸福感:人生の喜びや悲しみを分かち合えるパートナーがいることで、精神的な支えが生まれ、孤独感が和らぎます。お互いを支え合うことで、困難も乗り越えやすくなります。
- 経済的な安定と協力:家計を二人で分担することで、一人暮らしよりも経済的な負担が軽減されることがあります。共働きであれば収入が増え、貯蓄や将来設計が立てやすくなるでしょう。
- 家族形成と子育ての経験:子供を授かり、共に育てる喜びは、結婚生活の大きな醍醐味の一つです。子供の成長を通して、親として人間として成長する機会を得られます。
- 社会的な信頼と認知:住宅ローンの審査や、一部の社会的な制度において、既婚者であることが有利に働く場合があります。また、一般的には社会的な信頼を得やすいとされています。
- 生活の質の向上:家事を分担したり、一緒に趣味を楽しんだりすることで、生活がより豊かで充実したものになる可能性があります。
デメリット
- 自由の制約:時間、お金、行動など、独身時代のように全てを自分の意思で決めることが難しくなります。パートナーや家族の意見を尊重し、妥協点を見つける必要があります。
- 人間関係の複雑化:配偶者の家族(義理実家)との関係が新たに生まれ、人間関係が複雑になることがあります。価値観の違いや文化の違いに戸惑うこともあるでしょう。
- 経済的負担の増加:子育てをすれば教育費がかかり、生活費全体も増加します。パートナーの病気や失業など、予期せぬ出費が発生するリスクもあります。
- ストレスと葛藤:価値観の違いや意見の対立、家事・育児の分担などで、パートナーとの間でストレスや葛藤が生じることがあります。
- 自己成長の停滞リスク:相手に合わせすぎたり、依存したりすることで、自分自身の成長が停滞してしまう可能性もゼロではありません。
2.「結婚しない」という選択
結婚しないという選択もまた、現代において尊重されるべき生き方の一つです。独身ならではの自由を謳歌し、自分らしい人生を追求する道です。
メリット
- 圧倒的な自由の確保:時間、お金、人間関係、キャリア、住む場所など、全てを自分の意思で自由に選択できます。誰にも気兼ねすることなく、自分のペースで人生を歩めます。
- 自己投資と自己成長の機会:仕事や趣味、学びなど、自分自身への投資に時間とお金を集中できます。キャリアアップやスキル習得に没頭し、より高度な自己実現を目指せます。
- 人間関係のストレス軽減:パートナーやその家族との関係に起因するストレスから解放されます。自分の好きな友人やコミュニティとの関係を自由に築けます。
- 経済的自立とコントロール:自分の収入を全て自分のために使うことができます。貯蓄や投資も自分の判断で行えるため、経済的な自由度が高いです。
- 多様な関係性の構築:結婚という形に縛られず、友人や仕事仲間、趣味の仲間など、多様な人々と深く関わり、豊かな人間関係を築くことができます。
デメリット
- 孤独感・寂しさ:人生のパートナーがいないことで、特に老後や病気の時に孤独を感じやすくなる可能性があります。
- 経済的な不安:病気や失業などで収入が途絶えた場合、全てを一人で乗り越えなければなりません。老後の生活資金も、全て自分の力で準備する必要があります。
- 社会的な偏見や圧力:依然として「結婚はするもの」という社会的な風潮が根強く、周囲からの「まだ結婚しないの?」といった声にプレッシャーを感じることもあります。
- 子育ての経験機会の喪失:子供を望む場合、結婚という形を経ない子育てには、社会的なハードルや経済的な困難が伴うことが多いです。
- 緊急時のサポート不足:病気や災害など、緊急事態が発生した際に、身近な家族からのサポートが得られにくいという状況に陥る可能性があります。
3.データで見る「結婚」の今
現代の日本において、結婚の状況はどのように変化しているのでしょうか。統計データからそのリアルを見てみましょう。
結婚する人の割合・未婚率
近年、日本の未婚化は急速に進んでいます。国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集」や総務省の「国勢調査」によると、特に注目すべきは「生涯未婚率」です。
**「生涯未婚率」**とは、50歳まで一度も結婚したことのない人の割合を指します。
- 2020年(令和2年)の生涯未婚率
- 男性:28.3%
- 女性:17.8%
これは、約3.5人に1人の男性と、約5.6人に1人の女性が50歳時点で未婚であることを示しています。この数値は、1980年(男性2.6%、女性4.5%)と比較すると大幅に上昇しており、結婚しない選択をする人が増えていることがわかります。
また、平均初婚年齢も年々上昇傾向にあり、2022年の厚生労働省の統計では、
- 夫:31.1歳
- 妻:29.7歳 となっています。結婚が晩婚化している実態がうかがえます。
離婚のリアル:離婚する人は何年以内?
結婚したカップルの約3組に1組が離婚していると言われる現代。離婚の実態も見ていきましょう。厚生労働省の「人口動態統計」によると、日本の離婚率は年間約1.5%(2022年、人口千人あたりの離婚件数)で推移しています。
そして、離婚するまでの期間(平均同居期間)については、
- 2022年の平均同居期間は10.8年
となっています。
しかし、最も離婚が多いのは結婚して何年以内かという問いに対しては、厚生労働省のデータを見ると、「同居期間5年未満」が最も多いという特徴があります。特に、結婚後2~4年での離婚が多い傾向が見られます。これは、新婚生活の中で価値観のズレやライフスタイルの違いが顕在化し、乗り越えられない場合に早期の離婚に至るケースが多いことを示唆しています。
4.後悔しない人生を選ぶために
結婚する・しない、どちらの選択にもメリットとデメリットがあり、正解はありません。大切なのは、社会や周囲の期待に流されるのではなく、あなた自身の価値観や人生観に正直に向き合うことです。
- 自己理解を深める:自分は何を大切にしたいのか、どんなライフスタイルを送りたいのか、将来どうなりたいのか。じっくりと自問自答してみましょう。
- 将来設計を具体的に描く:経済的な安定、老後の生活、緊急時のサポートなど、漠然とした不安を具体的に洗い出し、それぞれの選択肢でどう対応できるかを考えてみましょう。
- 多様な生き方を肯定する:結婚してもしなくても、幸せな人生を送ることは可能です。既婚者も独身者も、互いの生き方を尊重し、理解し合える社会を目指したいものです。
結婚はゴールではなく、人生の新しいスタート地点です。結婚しなくても、多様な形で幸せな人生を築くことはできます。
あなたの人生を本当に豊かにするのは、周りにどう見られるかではなく、あなたがどんな選択をし、その選択をどう生きていくか、そのプロセスそのものです。この記事が、あなたの人生をより良いものにするための、小さなヒントになれば幸いです。