【はじめに】
今年うちの課に来た新人さん、最初の数か月は「とにかく褒めて伸ばす」が自分の方針やったんですよね。叱るのはリスク、褒めるのはタダ。資料が出てきたら「ええやん!」、会議で発言したら「ナイス!」。そしたらこの前の面談で、「課長、いつも褒めてくれるのはありがたいんですけど…私のどこがええんですか?」と真顔で聞かれまして。返事に詰まりました。正直、ちゃんと見て褒めてたわけやなかったんです。そんなタイミングで、新入社員が上司に求めるのは「褒める」より「個性を伸ばす対話」という調査を見つけてしまいました。
【ニュースのポイント】
- カケハシスカイ「2026年新入社員意識調査」(同社の集合型新入社員研修の参加者214名、2026年4月実施)で、上司・先輩に「個性や長所を活かすサポート」を求める新人は57%。前年の48%から9pt増えた
- 「対等な立場で意見を聞いてほしい」も24%(前年16%)に増加。一方で「仕事を任せてほしい」は20%(前年24%)に減った
- 「よいところを褒めてほしい」は58%で上位にはあるものの、"褒めてくれたらOK"というより「自分の持ち味を見てほしい」方向に期待が移っている
- 配属後の育成に「期待している」は74%(前年78%)に下がり、「不安」は26%(前年22%)に増えた
- 別の調査(リクルートマネジメントソリューションズ「若手の離職実態調査2026」、新卒1〜3年目968人)では、在職者の62.2%が「辞めたいと思ったことがある」。在職者と離職者で差が最も大きかったのは、上司と「仕事の進め方が合っている」かどうか。離職理由では「自分の能力や持ち味を発揮できない」が前回12位から2位に急上昇した
【中間管理職のぼやき】
正直、「褒めときゃ大丈夫」は逃げやったなと思います。叱ってパワハラ言われるのも怖いし、褒めてる限りは嫌われへん。でも新人さんからしたら、中身のない「ええやん」は"ちゃんと見てませんよ"のサインやったんでしょうね。
困ったことに、「その子の持ち味」って、見ようと思わんと見えへんのですよ。こっちはプレイヤー兼務でバタバタ、資料も結論だけ流し読み。そら「どこがええんですか?」って聞かれますわ。しかも離職の調査では、辞める理由に「持ち味を発揮できない」が12位から2位に上がってる。給料より"自分らしく働けるか"が分かれ目になってるのに、その入口の「あんたの強みはここやな」を、上司が言語化できてへんかったわけです。
まあ、そうは言っても、50代のおっちゃんが急にコーチみたいになれるわけでもない。せめて「何がよかったか」を一言添える、そこから始めよかなと。
【まとめ】
「褒めてるのに響かへん」と首をかしげてる管理職の方、たぶん"どこを見て褒めたか"が抜けてるんやと思います。ぼくもまさにそれでした。















