いつもにも増して長い投稿になってしまいました。
十分に注意してください😓
現在行われている五城目町議会9月定例会の途中経過です。
9月6日、開会後の町長行政報告を抜粋・要約。
・新型コロナウイルス感染症
県の警戒レベルが4継続、感染対策の再徹底と注意喚起を行っている
町独自の9事業を講じていておおむね順調に進んでいる
・町が50%出資しているまちづくり会社(株)あったか五城目が経営してきた、パンの店
あったか小町閉店について。(詳しくは文末にて)
・秋田ホーセ㈱工場閉鎖(7月20日)に伴う離職者の対応
ハローワーク、秋田労働局、県、金融機関、産業雇用安定センター、市町村が連携し大量離
職者対策部会を設置し対応にあたっている
9名が再就職
9月22日に広域五城目体育館で、秋田ホーセ㈱2工場離職者に対する合同就職面接会を
開催する
引き続き、県などと連携し企業の誘致の促進に努める
・現在策定中の五城目町総合発展計画
・現在策定中の地域公共交通計画
将来に渡り持続可能な公共交通の構築
町中心部や空白地の解消/近い将来のICT活用など調査検討
計画期間→令和4年度~8年度
・地域おこし協力隊の起業支援補助金
現協力隊の張梨香さん起業の「㈱このほし」
森山地区にツリーハウスとウッドデッキ建設
・納税状況
7月31日現在 納税状況(調定額)
8億4379万円(対前年比2.3%、1,980万円下回っている)
固定資産税-4.4% 理由:土地価格下落、3年ごとの評価替え
軽自動車税微増
国保税 国保加入世帯数は減少傾向にあるが調定額は微増
きめ細かな税務相談を実施しながらご理解とご協力を得て自主財源の確保に全力を尽くす
・火葬場改修
8月5日に入札を行い、男鹿市の三和興業㈱と仮契約した
工期:令和5年1月31日
・ドクターカー
秋田大学医学部付属病院、高度救急救命センターが運用を開始した
8月2日~10月3日が試験運行で、10月4日から本格運行
救急患者の救命率・社会復帰率の向上につながると期待
・消防団員研修会
7月4日に消防団教養研修会開催
・ワクチン
8月21日現在
65歳以上 対象4,252人のうち3,776人(88.8%)が接種済み
町全体 対象8,251人のうち6,687人(81%)が一回目の接種終了
集団接種→10月末 個別接種→11月中の完了予定
男鹿潟上南秋医師会、湖東厚生病院、千葉内科医院、湖東厚生クリニックの御協力
・水稲の生育状況
カメムシ類の発生が多い状況
8月15日現在の作況概況→平年並みと予想
・産業文化祭中止
10月23日24日に予定していたが、感染拡大状況を踏まえ残念ながら中止と決定
・クマ・イノシシ
クマ 9月2日現在の出没目撃情報→35件(同期対前年比-14)/捕獲数→15頭(+3)
イノシシ 今年度被害が報告された 現在、馬場目地区に「くくり罠」設置
地元猟友会等の協力を得ながら警戒にあたっている
・事業所改修補助金
町内商工業者の事業所の改修費用への補助で、補助率1/2 上限50万円
8月末時点で6件の申請(今年度8件分=400万円予算化している)
・北ノ又 三平の家 閉館
映画釣りキチ三平のロケ地として利用されてから14年間に渡り公開されてきた
所有者の高齢化と家屋の老朽化などの理由から今年11月をもって閉館の申し出
観光客誘致御協力に深く感謝
・朝市出店者、食品衛生責任者の資格取得に要する費用補助
食品衛生法の改正に伴い今年の11月30日までに届け出必要となった
出店者に対し7月に二度説明会を実施
歴史ある朝市の存続を支援
・道の駅五城目「悠紀の国五城目』
昨年から行われている自然観察園整備
現在施行中(工期12月31日)
・町道補修 雀館幹線 上町線
雀館幹線 横断歩道前後のカラー舗装とドットライン工事/歩道のケヤキ伐採
上町線舗装補修工事 千葉内科医院~池田哲商店(ENEOSガソリンスタンド)の600mを
2カ年で施工
今年度は千葉内科医院~旧小浜薬局間の330mを施工する
・矢場崎と新里町の集会所を各町内会に払い下げる
屋根の補修工事も終え、両町内会への払い下げの準備を進めている
・5月の豪雨による河川災害
5月16日17日の梅雨前線豪雨で河川4ヵ所が被災
8月の災害査定の結果査定率97.1%とほぼ申請通りの結果
準備が整い次第復旧工事を行う
・上水道
配水池の流量計故障により更新するための関係予算(補正)を今定例会に上程している
・小学校旧校舎の解体
7月26日に契約を締結し、令和4年3月18日完了目指して工事中
・ICT 教職員の研修会
夏季休業を利用し2日間に渡り教職員の研修を行った
導入されたタブレットPCや電子黒板など授業におけるICT活用方法の研修
・夏休み子供体験塾
今年度から実施の事業
座禅、消防士、木工、保育、ドローン、避難所などの体験と役場・森林資料館の見学
延べ80人の児童生徒が参加
・二十歳のつどいの中止
対象者78人全員にお祝いと記念品を贈呈する
・パラリンピック聖火リレー採火式
8月15日に雀館運動公園内相撲場でおこなった
・館ノ下遺跡発掘調査
高岳地区圃場整備事業の実施に伴って試掘後、7月12日から浦横町大堰西で実施
縄文時代の石器や平安時代の焼き物等多数出土
わらしべ塾で22名の児童が見学
・地域図書室わーくるの利用状況
4月開設~8月24日 3,855人が利用、貸出冊数4,036冊
読み聞かせ、おすすめPOP作成、新着図書の紹介、企画コーナー展示、講演会、
小学校と連携など多くの企画を展開中
今後も多くの利用者が見込まれるため、勤務体制維持のための予算を今定例会に計上
・令和2年度の各会計決算状況
一般会計 歳入84億5,503万円/歳出81億5,047万円 (千円以下切り捨て)
事業継続による繰越金110万円を差し引いた実質収支額は3億345万円
国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、障害認定、下水道などの特別会計も黒字決算
水道事業会計は、668万円の赤字
町長行政報告の後、今年の決算特別委員6名の選出。
総務産業と教育民生の各常任委員会から3名ずつを選ぶための協議をそれぞれの委員会室で。
結果
総務産業常任委員会より→佐々木仁茂議員、畑澤洋子議員、伊藤正春議員
教育民生常任委員会より→工藤政彦議員、松浦真議員、椎名志保議員
の6名と決定しました。
他に、参与として石川議長が加わります。
委員長→畑澤洋子議員
副委員長→工藤政彦議員
令和2年度の決算について審査する決算特別委員会は10日~16日の日程で行われています。
9月7日~8日一般質問(7日に6人、8日は私一人)
私、荒川滋の質問概要
〇まちづくり
地域医療について
地域公共交通
コミュニティ生活圏形成事業
〇消防団
車両火災は無火災優良分団表彰の判断基準から除外すべき
来年度の団運営活動費補助金
機能別消防団員に対する教育の機会が必要だ
〇火葬場
現在1月1日のみの休日。労働環境改善のために月に一度の休日を。
〇雀館グラウンドと小学校旧校舎グラウンド
整備工事が終わった雀館グラウンド、今後の除草対策などを考慮し外野の芝生化を
壊れたままのバックネット、3塁側ベンチのイスの修繕
旧グラウンドの簡易照明設備の移設と物置スペースの確保、打ち込み式外野フェンスの現場(昨年12月に続いての質問)
旧校舎グラウンドは土砂災害警戒区域に指定されているが、ルールを定め町民が気軽に運動できる場にすべき。健康増進のためにも
質問や提案に対し、一発で期待通りの答えが来ないことも多いのですが、繰り返したり、同僚議員と協力し取り上げることによって進んだこともあります。
これからも、厳しい財政状況の中、実現不可能なこともありますが、ケースバイケースで町民の声を町に伝えて参ります。
問題の解決、改善につながるよう!
9月8日、一般質問終了後に町当局からの議案上程を経て各常任委員会開催。
今定例会には町当局より16件の議案、5件の報告案件、陳情3件が上程されていて、総務産業と教育民生、そして決算特別の委員会でそれぞれの受け持ち議案について審議します。(他、人権擁護委員の人事案件は最終日に本会議場で審議)
9月9日、前日に引き続いての常任委員会。
9月10日からは、いよいよ前述の令和2年度決算特別委員会の審議が始まっています。
初当選から5年連続して委員を務めてきた私ですが、今年は初めて委員から外れています。
6名の委員+議会議長、連日の審査お疲れ様です。どうかよろしくお願いします。
現在、会期中ですが時間ができた私は、五城目町議会広報『みんなの町議会』10月号の編集にあたっています。
議会広報誌を
いかにして、皆様に手に取って読んでいただけるか!
字の詰め込みすぎになっていないか?(このブログ記事は文字の詰め込み過ぎです;ダメな例❌)
写真や表・グラフそして適度な余白(ホワイトスペース)を有効に使っているか?
難しい政治用語、行政用語を多用していないか?
誌面の向こうを意識しながらの編集作業です。
それから、地域の声の確認と、関係機関への働きかけも行なっています。
いよいよ早い所では稲刈りが始まっています。先日、秋田県内の米の概算金決定が発表され、当初から予想された大幅安の米価となりました。
主力銘柄である『あきたこまち』一等米60kgあたりで、昨年に比べて2,000円も安い10,600円。
この引き下げ幅、これは災害級のことです。
秋田県も五城目町も農村地域。
米は中でも最も重要な作物。大変な猛暑にも負けず精魂こめて作った結果、待っていたのがこの仕打ち。
米価は市場原理で決まるのでしょうがないのですが、このままでは稲作農家の経営は立ち行かなくなってしまいます。農業機械は値が上がり続けています。高性能=高価格。燃料価格も高止まり。
国・県はもちろんですが、町としても農家へのさらなる支援ができないか?
可能性を探っていきます。
この秋、先行販売される秋田県期待の新品種『サキホコレ』は気象条件などによって選ばれた推奨地域に作付が限定されています。五城目町では大川地区の一部に限られており効果は限定的。
・苦難に直面している地域の製造業
・郊外型大型店、チェーン店、コンビニなどの台頭で落ちるところまで落ちた感もある商業
・この上、農業まで・・・
そうなると、町には未来がなくなってしまう。
終わってしまう。
この4月に町民2,000人を対象に行われたまちづくりアンケート。
その中の「(町に)暮らしにくい理由」の
第1位が→雇用の場が少ない
第2位→→医療施設や緊急時を含めた医療体制への不安
第3位→→町の発展が期待できないから
非常に深刻な問題です。
これまで以上に危機感を持ちながら、志を一にする同僚議員と力を合わせながら進んでまいります。
17日の定例会最終日以降、議案の議決結果をお知らせいたします。
最後に
今朝、新聞でも大きく取り上げられたパンの店あったか小町についてであります。
今から16年前の
・平成17年12月、中心市街地活性化を進める目的で、まちづくり会社㈱あったか五城目が設
立。(4年ほどの準備期間を経て)
出資金を1000万円=200株とし、町内外多くの方々に株主として出資していただき、町には
50%(=100株(500万円)を出資していただきました。
会社設立の最大の目的は、街なかの空き店舗のシャッターを一軒でも多く開ける!
=にぎわいを取り戻す!利益追求ではなく。
商工会青年部員だった私も当初から携わってきました。
・平成18年2月 朝市通りに「朝市あったかサロン」オープン
・平成18年4月 町総合交流センター五城館の指定管理者として営業を開始
・平成18年12月 朝市通りの元酒販店の空き店舗を「パンの店あったか小町」としてオープン
業種を決める際には、地元の既存業者を圧迫しないよう慎重に慎重に進めたものでした。
・平成25年10月 新たに「みんなの店あさいち」オープン
五城目町の特産品、東日本大震災の絆・岩手県大槌町の商品を取り扱い、軽食も出来る場所
として開設でした。
・中心市街地一方通行/御用聞き出前商店街/家庭や事業所からの食用廃油をバイオディーゼル
燃料BDFとして精製し車両通行/地元産農産品を用いての特産品開発など様々な社会実験を
展開してきました。
・他に、光ファイバ誘致活動/G級グルメまつり/秋田県内各地での物産展などで五城目産の
お菓子、ジャム、特産品の販売とPR/飲食店テイクアウト情報チラシ発行など
町の活性化につなげるべく事業に取り組んできました。
パンの店あったか小町ですが、店売りだけではなく出向いて販売の外販にも力を入れてきました。
公共機関、民間事業所などを中心にお邪魔させていただいていました。
地元の山菜、酒蔵の酒や酒粕、キイチゴなどを使用した製品づくりをしながら、これまで16年間、朝市通りにおいて営業を続けてまいりました。
常連さんも増え、地域のパン屋として定着してきたと感じておりました。
しかしながら、原材料の高騰、度重なる最低賃金の上昇、設備に係る費用など経営そのものは決して楽ではなく、ここにきての新型コロナの影響による事業所の閉鎖やイベント中止、朝市の衰退、人口減少などマイナスの要素が次から次へと押し寄せてきました。
会社取締役会としては、町の灯を消したくない!採算が取れずこのままでは会社そのものの存続にも影響する!長い時間をかけて話し合いを続けてきました。
そして、この10月からの最低賃金の大幅上昇が最終決断の要素となり、非常に残念で申し訳ございませんがこの度の決断となってしまいました。
9月末で一度シャッターを閉じることになりますが、会社としては次の手を熟慮しながら進めていきます。同時に、この物件を使って起業や挑戦したいという方にはぜひとも活用していただきたいと思っており、商工会はじめ関係機関に情報を提供しているところです。
パン製造設備は一式揃っています。
現在、問い合わせを何件か受けています。
五城目の朝市通りでチャレンジしてみたいという方、店内見学も含めてお気軽にご相談いただけましたら幸いです。
問い合わせ先:㈱あったか五城目/TEL018-852-5027
最後までお付き合いいただきありがとうございました。