先月から、Raspberry Pi Pico = ラズパイピコという
マイコンボードを使ってみています。
いろいろ上手くいかないこともありますが、久々のプログラミングで楽しい。
ところで、マイコンボードを使うにあたり、誰もが気にするのが
「ボードのお値段」。
電子工作の心臓部なので、予備含め何個か安く買っておきたいところです。
ラズパイピコ、国内の大手通販で正規版だとこれくらい。770円+送料。
(これでもかなり良心的)
もっと安いのは無いかとあれこれ探したら・・・
中国の通販で、インチキみたいな値段の互換機を見つけました。メモリ4MBで213円。
なお自分が購入した時は208円でした。送料を含めても安すぎる。
しかも本家より機能が充実しているらしい。
本当に使えるのか、半信半疑で注文してみました。
到着。とりあえずI2CのLCD表示部を接続、プログラムを組んでみました。
拍子抜けするくらい普通に動きます。
本家にはない機能が、あれこれ備わっています。
Type-Cコネクタは便利ですし、電源ランプとリセットスイッチは重宝します。
NeoPixelの高輝度カラーLEDがどーんと付いて、
「フルカラーLチカ(LED点滅テスト)」が本体のみで試せます。
ステータス表示で起動中は青、待機状態は緑、エラーは赤みたいな使い方もできて便利です。
4MBモデルなのに、なぜか上位モデル16MBのメモリが載っていました。
リマーク品じゃないか、制限有りではと散々疑いましたが、
15MBほどのファイルを転送してみたところすんなり書き込めてしまいました。
販売店が間違えて売ってるのかな・・・。
後日追記:
16MBは販売側の間違いだったようです。
追加購入した4MBモデルは32Mbit=4MBのメモリが載っていました。
残念なような、正しい部品が届いて安心したような。
ラズパイピコの魅力、オーバークロック機能。
Arduino IDEでプルダウンを選ぶだけで、133MHzから200MHzに1.5倍の速度アップが可能。
処理能力が必要な時は積極的に使っています。
※オーバークロック前後で処理速度をテストしましたが、ほぼ数字通りに性能が上がりました。
今回の200円互換機も本家と性能に差はないようで
まったく問題なく200MHzにクロックアップし動作しました。
結論。YD-RP2040は激安なのにRaspberry Pi Picoとして使えて
本家以上に機能が豊富という、実用的な互換製品と思いました。
ていうか、本家を買う理由が霞んでしまうほどお得。
実はすでに本品を追加注文済み。
またメモリ4MB製品が16MBで届くのか気になるところです。
おしまい。
2024/3/5追記:
5ch.netに、約200円のYD-RP2040について
「購入した10個中の2個がハンダ不良、1個がプログラム転送不可だった」
という書き込みがありました。時期は2024年1月頃。
私は10個ほど試して全て動作正常でしたが、購入される方は念のためご注意ください。
最初は少量の購入が良いかと思います。