敬老の日なので、実家の父に電話してみました。
台風の暴風圏に入ったが、それほどでもないということで安心。
しかし、台風が来るのに何だかうれしそうです。
「実は裏の竹やぶで、枯れた竹の中にクルミの木が生えていて。
隣家のクルミの実が落ちて自生したみたいなんだけど」
「へぇ、それは珍しいね」
クルミの実、子供の頃はレアアイテムでした。
たまに土の上に、茶色いシワシワな実が落ちているのを見つけた程度です。
うちの家にクルミの木ができたとは。ちょっと自分もワクワクします。
「木の大きさはどれくらいなの?(2mくらいかな・・・)」
「20mくらい」
「えっ」
「緑の実がね。ブドウの房のように実っているのが見える」
「えっ」
調べてみました。
植木ペディア さんから参考写真をお借りしました。ネーミングセンス最高。
クルミ、こんな木だったとは。
高木の広葉樹で成長が早く、5年で結実し、15mを超えるそうです。
庭木にすると育ちすぎるので危険レベルらしい。
父いわく「幹は両手でかかえるくらいある。他の木を倒す際、ロープの支点にした」とのこと。
竹やぶが開花し枯れたので、急に木の存在が目立ったのかもしれませんが
コロナ渦で3年帰省しない中で、えらいことになっていると思いました。
で。父親が台風を楽しみにしている訳は。
風でクルミが落ちてくるから、だそうです。
すでに樹木の下の草刈りを完璧に終えて、待っているそうです。
ポジティブだなあ、と思った敬老の日でした。
おしまい。