0.66インチ 超小型OLEDを使ってみた(ESP32、SSD1317、AHT10) | a24a24a24のブログ

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アメピグ残党。
釣り、温泉、お出かけ、パソコン。最近、電子工作。

※ 注意 ※

今回取り扱う部品は、Arduino IDEに対応ライブラリがなく

Githubや英文サイトを含むインターネットを探してもほとんど動作情報がありません。

購入される方は使えるか十分に検討し、自己責任でお願い致します。

 

 

 

 

ESP32で電子工作をする際、ちょっとした情報を表示する「小型画面」があると便利です。

これまで0.96インチのSSD1306という、指先ほどの部品を使っていましたが、

もっと小さく、かつ文字が見やすい物を探していました。

 

すると・・・?

 

 

 

 

なにこれ、めっちゃ安い!

0.66インチ 超小型OLED SSD1317。1個117円。

画面の大きさは従来品SSD1306の半分、中指のツメくらいです。

よし衝動買い。

 

 

一週間後・・・部品は届いたものの。

インターネットを調べても「使い方」「動きました」みたいな情報がほとんどない。

Arduino IDEのライブラリもない。

 

自分でプログラムを作るしかないのね。幸い英文のデータシートは見つかりました。

ぼちぼちと調べていきます。

 

 

 

 

 

新旧部品の比較。

左側が従来のSSD1306、右側が今回購入したSSD1317です。

SSD1317は画面は小さいですが、

1ドット当たりの大きさが17%程アップして、文字がやや大きくなり見やすいようです。

 

 

 

 

 

SSD1317はハードGDDRAMの描画開始位置が違いました。

SSD1306の128×64ドットの画面と比べると、

x=32,y=16の位置が画面の左上端に当たるようで、注意が必要です。

 

 

 

 

 

ESP32とSSD1317の結線です。

全部で5本、SSD1306の4本に比べて「RES」端子1本が増えています。

 

最初、RES端子を無視して表示を試したところ、画面は真っ暗で映りませんでした。

ふむ・・・。

 

 

 

 

 

データシートを読んでみると、起動後RES端子にリセット信号を入れろと書いてありました。

ESP32のD15から、適当にHIGH,LOWの信号を送ることにします。

  pinMode(15, OUTPUT);

  digitalWrite(15,HIGH);  delay(20);
  digitalWrite(15,LOW);   delay(1);
  digitalWrite(15,HIGH);

 

他は、SSD1306向けに自作した画面制御プログラムを流用しました。

 

 

 

 

 

無事、表示しました!

右側の気温/湿度センサ AHT10から読み取った数値を、リアルタイム表示しています。

0.66インチの画面が小さくて邪魔にならず、予想以上にしっくりと納まっています。

 

 

 

 

 

文字がやや大きくて、従来の0.96インチ SSD1306よりも見やすいです。

50cmほど離れても視認できます。

横8桁×縦3行の文字数も、情報量として十分、パラメータ表示にちょうど良いと思いました。

 

 

 

今回の結論。

0.66インチ 超小型OLED SSD1317は、部品が安く、小さくて使い勝手が良いです。

今後の電子工作で積極的に使っていきたいと思います。

 

おしまい。