梅雨だか何だかはっきりしない天気が続きますね。
暑い日と涼しい日が混在です。
電子工作で、デジタルで音を出力する「I2S」をこまごまと試しています。
部品3種類=PCM5102A、UDA1334A、CS4344を鳴らして音を比較、
ESP32マイコンから20Hz~20kHzの正弦波を送って、オシロで波形を見たり。
このうちCS4344は「ESP32では、どうあがいても仕様上使えない」と判断しました。
(私の理解が間違っているかもしれません)
MCLK=マスタークロックという同期信号が必要ですが、ESP32のクロック出力40MHzと
周波数が合わず、同期できないようです。
部品間の体内時計がズレている感じですかね。音は出ますがえらく歪んでいます。
日本国内の動作例は見つからず、海外の英文サイトでMCLKに苦戦する情報が散見されるのみ。
結論に辿り着くまで一週間ほどかかりました。
さて、竹の花の話。
以前ブログに、実家の竹藪でレアな「竹の花」が咲いたことを書きました。
竹の花の写真イメージ(農水省HPより)
コロナ渦で帰省できなかったので、自分は実物を見ていません。
実家に電話して「その後、竹藪はどう?」と聞いたところ、
全体的にひしゃげて折り重なるように倒れている、本当に枯れているとのことでした。
花が咲いた後の竹藪のイメージ(農水省HPより)
父がいろいろ調べたようで、以下の話を教えてくれました。
・竹は種から生えて、根付いたあとは地下茎で増えていく。
竹藪一つ分が、同じ地下茎でつながった巨大なファミリー。
・100年前後経つと花が咲き、竹藪ファミリーごと一気に枯れる
・花が咲く周期は竹の種類によって決まり、孟宗竹=約60年、真竹・淡竹=120年。
・多少年が前後しつつも、日本中で同種が同時に開花して、枯れていく
ネットで調べると、たしかに2020年頃から淡竹の花の目撃情報や、
竹藪が急に枯れたという話が全国で急増しています。
シンクロしすぎだろ、と・・・。
120年という周期、あまりにスパンが長すぎて目撃者がいなかったり、文献も少ないようです。
しかし、実家の水田が竹藪に変わったと伝え聞く時期が、亡き祖母のさらに上の世代なので
だいたい120年前に一致します。
父いわく「全国の竹が体内時計で数えて同期しているとすれば、すごい精度だな」。
本当に、ちょっと怖いくらいの正確さだと思いました。
うちの電子部品は、同期すらできなかったのに!悔しい!
以上、おしまい。