実家の裏手に、そこそこの広さの竹藪があります。
元は田んぼだったらしい、と亡くなった祖母から聞いていたのですが、
いったい何年前の話だったんでしょう。
今日、電話で父と話していたとき
「竹藪で、竹の花が咲いていた」と言われました。
竹に何か白い物が見えるので、ネットで画像を探して初めて知ったとのこと。
竹の花。
激レアな現象で、60年から120年に一回白い花が咲き、
その後竹藪が丸ごと枯れて無くなってしまうそうです。
竹藪全てが地下茎でつながった一体で、長い寿命を終えたということらしいです。
奇妙な様子と、あまりに間隔が長すぎて目撃者が少ないことから、
昔は「不吉の象徴」とも言われたらしいです。(科学的な根拠は無いようです)
父いわく、「竹は勝手に広がりすぎて邪魔だったので、枯れても構わない」とのことですが、
なんとなく寂しい気がします。
台風の夜、竹がザーッとざわめいて、うるさかったのを思い出しました。
後はまあ、「不吉」という印象で自己暗示にかからないようにと、思っています。
ただでさえコロナ渦ですし。
ネットには「むしろ見れたらラッキー」との現代的な記述も、チラホラありました。
うーん、ポジティブ思考だなあ。
追記:
どうやら、本当に120年周期くらいの花のようです。
実家の田んぼが竹藪に変わったのは1900年頃だったのでしょうか。