PSVITA「遙かなる時空の中で3 Ultimate」感想 | 適当にまったり、こっそり

適当にまったり、こっそり

昔は乙女ゲームの感想を主に書いていましたが、今ではテーマは適当で最近はアプリゲームが多めです。
文字数多くて読みにくいかも。

今更「遙かなる時空の中で3 Ultimate」を全エンド・スチルコンプまでクリアできたので感想を書く。
ネタバレ注意。

「遙か7」をプレイして、買って放置してた作品へのやる気が湧いてきたおかげ。
PSP版の「遙か3 with 十六夜記 愛蔵版」は過去にプレイしてたものの、3〜4キャラ攻略して積んでたので、ようやくって感じ。

今回改めてプレイして、当時途中でやめてしまった理由がよく分かった。
…というかプレイし直しても数キャラ攻略した段階で疲れてまたもや挫折しかけた。
このゲームは複数キャラ同時攻略できないうえ、時空を超えてバッドエンドを回避するシステムにつき、何度も同じ章を周回し同じイベントを繰り返し見なくてはならないのが非常にしんどい…
スキップは遅いし、戦闘が避けられないことも多く、時間を大いに取られる。
最近の遙かシリーズは同時攻略しやすくなって、全エンディングコンプが容易になったことを実感した。

ただ、今の遙かは戦闘もおまけ程度に簡略化されたうえフラグ管理がみえて攻略は簡単で作業感に近い一方、「遙か3」の戦闘は育成重視でRPGらしさがあって、キャラの攻略もヒントがあるとはいえ一筋縄ではいかない点はゲーム性が強いともいえる。


【良い点】
・"時空を超える"上書きシステムが画期的
・攻略状況によって台詞が細かく変化するなど、フラグ管理が非常に丁寧
・キャラの育成が引き継がれ、次第に戦闘が楽になる
・設定が良くできており、全体的にストーリーが面白い
・エンディング数が多い
・攻略情報が一部キャラを除き可視化されている
・選択肢のみ画面タッチ対応
・台詞が縦書きで表示される等、こだわりある和風な雰囲気

【気になった点】
・個別ルートに入ると他の八葉が出てこなくなる
・キャラによっては個別ストーリーや恋愛が物足りない
・選択肢画面でスキップが強制解除される
・ストーリー中も戦闘中もスキップが遅い
・イベントの発生有無がその場所を訪れないと分からない
・同じイベント戦を何度も繰り返す上、遁甲キャラ不在時の戦闘が怠い(特に奥州藤原ルート)
・戦闘グラフィックが修正なく荒いまま
・一部キャラの攻略が難しく攻略サイトの閲覧必須
・オマケからは各キャラ攻略中に発生したイベントが見られない
・スチルのクオリティにバラツキあり
・パッケージ絵がヤンデレ風味で合っていない

一言で言えば「遙か3」自体は良くできた作品ではあるが、良くも悪くもそのままの移植という印象。

「遙か3」が人気な理由は、画期的な上書きシステムにあると思う。
これが本当に良くできていて、企画した方は本当にすごいなと感心してしまうw
このシステムを体験するだけでも本作をプレイする価値があると思う。
フラグ管理も非常に丁寧で、周回するたび台詞や選択肢が変化したり増えたりする場面が多々あって何度も驚かされた。

ストーリーも本システムを上手く活用しており、ゲームスタート時は想定外にも源氏が平家に負けるルートから始まり、過去へ戻り皆を救おうと主人公が強い決心を抱く流れが秀逸。プレイヤーである我々も運命を変えたいと、しっかり感情移入できるようになっている。

↑章選択画面。自由に章を行き来でき、攻略キャラによってはバッドエンディングを迎えた後に、序盤の章へ向かい運命を変える必要がある。


個別ルートでもキャラによっては最初は強制的にバッドエンドを迎え、過去からやり直してハッピーエンドへ変えていくことになる。
もしあそこで○○していたら…とか、もし○○を知っていたら止めたのに…と後悔した場面を再度やり直して運命を変えることができるため、達成感が強い。
ただし、ヒノエ等キャラによっては困難に陥った場面でも容易にその場を解決してしまい、つまらなく感じるルートがあるし、個別ルートから恋愛相手以外の八葉達が突然出てこなくなってしまい、本当は周囲に皆いるはずなのに2人きりの世界になるのが寂しく感じた。
「遙か7」はその点改善されてるのが良いところだろう。

↑恋愛エンディング用の絆の関。光る箇所は達成したことを示す。キャラによっては前(右)から順番にクリアできる訳ではなく、後半の章へ行った後に前の章に戻って達成できることもある。
メモ欄から更に攻略詳細が見られるので、プレイ中はメモを頻繁に確認することとなる。
なお、最近の遙かやコルダと違い、選択肢ミスをしてもフラグが折れる演出が無いため、間違いに気付かないことも(意外と選択肢が難しい)。


また、何度も運命を上書きするにあたり、八葉との出会いや加入タイミングも主人公の選択によって変化があって飽きさせず、八葉だからといって平家と源氏に分かれて敵対したり裏切られたり、全員が必ずしも揃うわけでもなく、割とハードな展開なのも好み。
そして平家も源氏の親玉それぞれルートによって悪役になることがあるが、源頼朝の幼少期からの苦労や北条政子の頼朝への愛情(大団円では捨ててるけど)、平清盛の本来の性格等、何度も周回するうちに垣間見られるので、単純な悪役に見えずキャラとして嫌いになることもなかった。

しかし面白い要素はありながら、同時攻略できないシステムにつき周回が要求されるにも関わらず、スキップは近年の遙かやコルダシリーズに比べてかなり遅く(演出の度遅延する古いゲームのようなスキップ仕様)、選択肢を選んだ後は毎度スキップが切れているので、スキップボタンを都度押す必要があって辛かった。
それに、攻略が大変なのにオマケからは各キャラとの発生イベントを好きな時に見直すことできない(エンディングと後日談のみしか見れない)のも致命的で、再度見たい場合は1から攻略し直す必要がある。
せっかく八葉+朔+白龍+銀+平知盛+藤原泰衡のエンドに加え、八葉にはさらに十六夜エンドまであってたくさんエンディングが用意されているのに攻略が苦痛すぎて、移植にあたり改善して欲しかった。

↑探索画面。大きく黒く光る場所がストーリーの目的地点、白く光る場所は回復ポイント。赤や黄色等に光る地点は怨霊のエンカウント地点(章に入る度ランダムで位置が変わる)で、その色の属性の敵が出やすい。
地名確認コマンドはあるが、イベントの発生有無までは確認できないのが不便。また、タッチ操作不可なのも残念。


戦闘は難あり。
育成システムは良く作られているが、基本は術か通常攻撃で殴るだけで戦略性が無くつまらない。
序盤は八葉が相性悪い敵と当たると体力満タンから即死することがある(難易度:普通)ので、乙女ゲームの割に舐めてかかると驚くかも。
周回しても育成は引き継がれるため、戦闘は次第に楽になっていくものの、同じイベント戦も周回するたび避けられず繰り返すことになるし、街中の探索でも遁甲による戦闘回避キャラがいない間は雑魚戦も避けられないので大変シンドイ(特に奥州藤原ルート)。
「遙か7」のように地点毎にイベントの発生有無が可視化されてないので、歩き回る必要があると尚更。

ただ遁甲が使用できる状況でも、絆の関により各キャラ好感度の上限が決まっているので、キャラをある程度育成できている状況でも好感度を上げるために戦闘はある程度こなす必要がある。
それなのに戦闘はスキップボタンで早送りできても、消滅演出が入って結局時間が掛かり大きなストレス要因に。
一応イベント戦以外は戦闘中に逃走できるが、八葉達から非難されて好感度も落ちるのでやりにくい。
また、本作はVITA用に高画質にして移植したはずなのに、戦闘グラフィックは荒いまま(ドット絵)で違和感がすごくて笑ってしまう。
そこを修正しないのは雑!究極とは一体?w

↑戦闘画面。写真サイズが小さく画質の粗さが分かりにくいが(拡大してVITAサイズにしてみてください)、高画質のVITAでプレイすると4人のキャラが荒いドット絵で周囲から浮いていて違和感がある。


絵は古いゲームでありながらそこまで古さを感じさせないものの、最新の遙かシリーズに比べるとクオリティが低く雑。
最近の作品は水野十子氏が原画を担当してるだけあって、構図から書き込み具合まで大きな差を感じてしまう。
本作はスチルが40枚以上追加してくれているが、綺麗な絵は大体追加されたやつなんだなーと分かるくらい、初期からあった絵はイマイチ。
特に主人公の顔が安定してないのが気になった。
舞のスチル見るたびに、本当に優雅に踊れてるのか不安になるw
あと立ち絵に苦手なものがいくつかあって、銀の涙する立ち絵等、見るたび笑ってしまうものも。
動きが大袈裟すぎるのが原因かな。
立ち絵の種類が多いのは素晴らしいことだけど。
パッケージもいつもと違い、生気ない主人公が銀と知盛に囚われた絵になっていて超絶違和感。どうしてこうなった。


【キャラ別感想】※気に入った順
・有川譲
譲には申し訳ないが、このルートだけかなり恋愛してる感じが強く乙女ゲーム的に楽しかった!
主人公のことを最初から想っていてコンプレックスが強く、自身が死ぬ夢を見て追い詰められているとはいえ、ことある毎にショックを受けたりムスッとしたりしていて笑ってしまうw
現実にいたら面倒臭くて嫌だけどw

また、話の方も1周目では譲が想いを爆発させ主人公と気まずい雰囲気になり、那須与一の代わりに扇に弓矢を当てた場面で死を避けられなかったところ、運命をやり直すことで主人公から先に譲へ想いを伝えて両思いとなったうえで、最後は将臣と協力して扇よりもさらに小さな的(黒龍の逆鱗)に弓矢を当てる展開は面白かった。
幼なじみの将臣と譲2人のルートは力入れて作られたのかなと思う。

十六夜エンドも悪くはないものの、個別ルートのインパクトがあまりにも強すぎて印象薄い。


・平知盛
全てにおいてエロいw他作品を含め割と健全なネオロマでは珍しいキャラに感じた。

大団円ルートから派生するのでゲーム内の情報画面からは攻略ヒントがなく、攻略サイトを見るまではエンディングがあることすら知らなかった。平知盛の代わりに銀が存在するのかと…
しかもラスト戦はわざわざ難易度を上げないとバッドエンドになるという仕掛けまであって、攻略サイトを見ないと厳しい。

ストーリー自体は一風変わった恋愛で楽しめた。
他のキャラ攻略で何周もプレイするにあたり、平知盛を何度も殺すことになり、主人公の思い入れも良く分かり感情移入しやすいのも大きい。
にしても初めて会った人に突然私の剣を覚えていてくれ!と斬りかかる→あなたの全てが欲しい!と叫ぶ主人公はヤバすぎるw
平知盛自身も変人だから、主人公の時を越えたストーカー行為を受け入れてくれた感あるなw

後日談では銀(記憶を失う前)まで登場して兄弟で争いかける等、源氏方の八葉が平家に対してドン引きしてて笑った。
なんで主人公の世界について行ったのかは良く分からなかったけれども。何となく主人公が平知盛とこの異世界に留まることを選択しそうなイメージ持ってた。


・有川将臣
終盤はボス戦が何度も続きメインぽさを感じられるルートだった。
プレイ開始当初は源氏と平氏で敵対していてどうやって八葉として一緒に過ごすのかと懸念していたが、ヒノエのように運命を変えることで初期から夢の内容が変化してパーティに加入することができるのは面白かった。

敵対した好きな女性相手に剣を突きつけられるメンタルは強すぎる(主人公も)気がするも、自分の窮地を救ってくれた平家に頼られては強くなるしかなかったんだろうな。
スチルだと格好良く見えるのに立ち絵は微妙…

なお、十六夜エンドは個別ルートに比べると驚くほど内容が無く、平清盛が主人公の説得に簡単に応じてラスボス戦すら回避してしまいつまらなかった。個別ルートとの落差が酷いw


・藤原泰衡
親父と顔違いすぎないか…?w
それはともかく、100年前へ遡って未来を変えた結果、元の時代に戻れず主人公とそのまま暮らすという完全ハッピーとはいえない終わり方は好き。

茶吉尼天を倒すために大きな代償が必要だったから、めでたしめでたしでは終わらないよね…と。
ただ、ラストの台詞は短すぎて物足りないかなあ。ツンデレで可愛いのにもったいない。
でも攻略できるようになって良かった。

内容は満足してるものの、ラスボス戦が主人公と茶吉尼天の一騎討ちなのだが、運ゲーすぎたのがかなりストレスだった(しかも難易度は普通)。
主人公の育成が全部終わってるのに、自分の属性相性が悪いせいでクリティカルを2回でも喰らうと倒し切る前に体力が保たなくて詰み、主人公のクリティカルや2回攻撃が少なくても体力保たなくて詰み。
10回やってようやく無理やり1回通った感じ…
主人公だけだと通常攻撃しか選択できないのに、どう考えてもバランス調整間違ってない?難易度難しいにしてたら絶対無理では…


・源九郎義経
源氏といえばのメインキャラかと思いきや、奥州藤原氏の元へ逃げることすらなく、意外とあっけなかった。
まさか官位を辞退するだけで、これほど史実と展開が変わって楽になるとは。
主人公を舞の舞台から九郎が連れ去る場面、頼朝達が居たのに誰も止めないのはツッコミ所か?
他のルートに比べると北条政子も妙に優しくて印象が変わる。

十六夜エンドは奥州藤原ルートから派生し、鎌倉にいる頼朝へ奇襲する話で、個別ルートよりも面白かった。
とはいえラスボス戦は、九郎と主人公の2人で戦うギリギリ感欲しかったな。せっかく俺たちがここを引き受ける!×2といった熱い展開だったのに、即味方全員すんなり合流して拍子抜けだった。


・梶原朔
他のルートだと黒龍と朔とでふれ合う機会が無いので、本ルートは友情エンドでありながら朔が最も幸せになれるエンディング。
しかし、ムービー後に話が飛ぶのはやめてくれーw
他のキャラもそうだけど、後日談=エンディングの補足になってることが多いのが不満。
龍神の入れ替わり周期ってどんなものなんだろうか?またいずれ黒龍と離ればなれになってしまうんじゃ…


・銀
まんまと騙され平知盛と勘違いしてたw別人だったのか。
好みのキャラではなかったけれど、終盤はボロボロになりながらも藤原泰衡と対決したシーンは印象に残った。
すだれを挟みお互いの素性を知らぬまま想い合うというのも中々ロマンチック。

藤原泰衡の後日談が無いせいか、銀の後日談になぜか藤原泰衡への軽い浮気っぽい話があって銀が可哀想すぎた…


・武蔵坊弁慶
個別ルートは終盤駆け足で思いの外あっさりだったかなー。
腹黒なのはキャラ的に好みだったけど、主人公に対しては優しく、結局裏切ることはなかったから物足りないというか。
最後、弁慶が裏切った(ように見せかけてた)ことに対し九郎達が何も言及しなかったのも違和感あり。
腹黒軍師なせいで、後日談でも主人公から信用されてなくて笑う。

十六夜エンドは、現代に戻った主人公が最後に弁慶のピンチに駆け付けたところでエンディングムービーに入り、その後は場面が飛んで現代で幸せになっていてビックリした。
どうやって弁慶を救いに来たのか、後日談でも特に説明無しとは…雑過ぎない?
しかも後日談は異世界での探索中、弁慶が風邪引いて主人公に介抱してもらう回想シーンで後日談じゃないし、その話は恋愛面が薄い本編にでも組み込んで欲しい内容だった。
キャラが良いだけに設定活かしきれてない感じがあってもったいないなー


・ヒノエ
キャラ的に面白くて好きなのに、個別ルートがあっさりしすぎてつまらなかった。
ヒノエが天才すぎるのが良くない!w
いつもピンチに陥っても数行後には解決してるのでドキドキ感一切なし。
彼の辞書に敗北の2文字は無さそうな安心感はすごい。本当に17〜18歳なのか。

十六夜エンドも恋愛ルートとあまり変化なく、平清盛を出し抜く等ヒノエの天才さが良く伝わった。
熊野安泰。この若さで楽々親父超え。奥州藤原ルートでの福原奇襲による大勝利も彼考案。
あまりの優秀さに他の八葉が霞む…


・梶原景時
本人曰く武士としても陰陽師としても中途半端で出来損ないらしいが、どう見ても優秀なので実感湧かなかった。
個別ルートは淡々と想定通りに進んだせいか、あまり印象に残らなかった。むしろ奥州藤原ルートでの敵側での印象が強すぎるw

十六夜エンドは奥州藤原ルートからの派生で敵対しながらお互いを想い続ける話だったが、本ルートで源頼朝から景時への信頼の高さが分かって驚いた。
ただあれほど厳しい性格の頼朝が易々と九郎達のことや奥州藤原氏を諦め、景時を手放すのは納得いかなかったが…茶吉尼天がいないとこんなものなのか?
あとどうでもいいが髪下ろしてる方がイケメンに見える。


・リズヴァーン
他のルートだと頼りになる先生なのに個別ルートでは中途半端に主人公から逃げ回るわ、主人公も目の前のことをほったらかして(危険な戦場ど真ん中ですら)ひたすら先生のことばかりで印象悪すぎた。
主人公が先生の命を救うためにループしたことをきっかけに、龍神の逆鱗を手に入れた先生も何度もループして主人公の命を救おうとしていたという真実が明かされる。
設定的にかなり凝っていたが、ラスボスも難なく倒し急ぎ足で終わってしまった印象。
後日談見ても自分の意思を持たない主人公の付き人みたいなのが寂しい。

十六夜エンドはこの人だけ難易度高すぎ!
なんで他のメンバーはほぼ金太郎飴のような進行なのに、先生だけ章を行ったり来たりしなきゃならないんだw
個別ルートに比べると、先生が"鬼"として主人公との恋愛を葛藤する場面があったのが良かったな。後日談では噂にめげない主人公と先生の穏やかな暮らしも見られて幸せ。


・白龍
小さい時は可愛くて好きなんだけど…大人の姿は正直苦手wそのせいかエンディングは大人と子供の2種類あり。
白龍の逆鱗にがもう1体の白龍に変化し応龍になったおかげで、主人公は何の障害もなく白龍と現代で幸せになれる一方、朔だけは想いを叶えられずいたたまれない気持ちになった。

また、中盤に主人公が白龍の力に耐えられず、源頼朝と北条政子が別の神子を立てようとしていたが、結局その後すぐに白龍が五行の力を制御して解決してしまい、面子を潰された頼朝達も特段その後出番もなく一体何だったのか。
もう少し盛り上がる展開にして欲しかった。
なお、四神が白龍に反抗するシーンでの辛辣な発言には思わず爆笑w


・平敦盛
エンディング見て大変ショックを受けた。敦盛は怨霊のままずっと生きてて良いのだろうか…?
主人公のエゴを感じてしまい、本当は彼を浄化させてあげたいのに…
転生して現代でハッピーエンドを迎えるのかと思ってたら違っていて驚いた。

十六夜エンドでも平敦盛は浄化を望んだのに、主人公が拒否したせいでずっと何十年もこのまま成仏できずに側にいなきゃならないとは。
怨霊だと姿がいつまでも変わらず、現代でも周囲からの目もあるだろうに一体どうするのか。
一応浄化した場合でもバッドではなくクリア扱いにはなっているので、公式的にもその選択は誤りではなさそうだが。

あと攻略サイトを見ていたのに、敦盛の十六夜エンドだけ上手くいかなくて1番苦労してしまった。
蜜月達成自体は簡単だが、その後に若宮大路でのちょっとしたイベントを発生させなければならない事に気付かず、最初バグかと思って何度も無駄にやり直す羽目にw
蜜月後の必須イベントなんて罠としか思えないwしかも大した内容じゃ無いし。
八葉の十六夜エンドと平知盛のみ、とある攻略サイトを参考にプレイしていたのだけど、多分この情報だけなぜか抜けてるっぽいのでご注意を(移植の際に追加か修正されたのかもなあ)。
もちろん拠点でヒント確認しながら地道にやれば問題はない(面倒な仕様だ)。




「遙か3」は細かいところまで丁寧に作られており、ぜひ1度は体験して欲しいと思えるゲーム。
攻略メモをゲーム内で見られる仕様だが、周回が大変で途中で挫折する可能性が高いため、攻略サイトを見て効率的にプレイすることをオススメする。
一部キャラを除き、戦闘や浄化がメインで恋愛は最後のおまけ程度に感じられ、乙女ゲームとしての達成感が得られないところもあるが、全キャラ攻略後(八葉の十六夜エンドのみ除く)に見ることのできる平知盛のルートは面白くて報われた気持ちになれるので、諦めずに頑張ってほしい。