降ってくる声が
煩くて仕方ないと
抗うだけの掌は
寒がっていたんだ

きれいな言葉は
もう、沢山だ

吐き気を抑えて
座り込んだら
震えている嘘が
視界に飛び込んだ

衰弱しきった口先は
もう紡ぐなんて
出来やしない

煩く責め立てる
声に辟易して

飛び出したら
あァ

虚勢だけが、此処に
跪いていた

ほんとうにあさはか、だ
ウサギのダンス、トリップしそう

無言で佇むラボラトリィ
踏み込んだら消えるのに

ぼくらただのマリオネット
踏み締めたら見えるのに


ピアニッシモに嘆いて、ドリーム詩想
ほんとうは気付いてすら、いた

瞼を閉じればほら、知らんぷり
そうやって知っていくんだっけ


(影踏み、影法師、ひとりぼっち)

(there're nobody knows)

背中を押したらグッド・バイ
終焉はすぐそこでニヒルにわらう
かわいそうなこども

それは小さな革命の夜
福音を胸に抱き慈悲を、とおもう
かわいそうなおとな

王子と姫を乗せる夢見る白馬
孔雀になりたがったアヒルをくらう
かわいそうないのち

平らな面に乗った私たちを載せ
贅沢な骨たちは昼にうごめき
くるくる、くるくる
解放されないで
かわいそうなせかい

みんなかわいそう、
庇って!匿って!
誰か、誰か、誰か。
夜汽車で行こうか
わたしを捨てに
ジャズとわたしと、手を繋ぎ

星はヒトに奪われた
標本箱の琥珀にすらなれなくて
きみの血は眠り続けることだろう

夢はわたしに奪われた
心を燃やした灰できみにはなむけを、
宇宙の果てで塵になるんだよ

わたしは夜汽車で行く
風を舞い上げきみを吹き飛ばすため

夜汽車は汽笛をあげ走る
わたしは口笛を吹く、さよならのかわりに
いつだって笑ってるじゃない
愉しそうに でもニヒルに
何がそんなに可笑しいの
何か話してご覧よ

いつだってブルーの世界を見ているじゃない
見つめているの けれど何も見ていないの
乾いた眼で見つめないで
長い睫毛に埋もれたい

赤い猫っ毛の、窓辺の椅子に凭れてる

笑ってる、
その赤い口元でぼくを噛み殺してよ
ラバーガール!