昨日雨が降りました
僕は濡れたまま
立っていました

今日は晴れました
焼け付く太陽の下
笑っていました

いつか僕は
消えて無くなって

そうして皆は
僕を忘れる

それで良いと
頷いて

少し泣きました

蹲り、空の下
存在等小さなものだと
呟いて僕は、

路上で潰れました

あの日は晴れ
全てを吐き出して
重力に逆らえず
圧迫に耐えれず
路上で、路上で

あの日は晴れ
拒絶に歪んだ
口許は
陰りを帯びて
厭に軋んだ

日常から
剥奪され
置き去りにされ

かなしみと
まぼろしは
寄り添って
愚かにも愛し合う

もう統べて厭だと
嘆く事は批判され
逸れる事は
軽蔑を浴びた

歪み切った
口許を

上手に上手に
締め上げて

了いなのだと
笑い掛けた
明日は晴れる
三日月雲

意味すら知らない
樹海の輪

失う陰りに
手を伸ばす

笑みが昂じて
皮算用

幼い躯に
鋏入れ

帰ると一言
侮蔑に習え

気違い同様
君の腕

苦しく呼吸と
ポオズ決め

怪我をするなと
刃を向ける

こうなりゃ
了いに線路の上
歩いて赤く爆ぜてやる

五十にゃ
到底足りないが
やけくそ交じりに
最後の一字

らくた「ん」
綺麗に咲いた
花を殺して

裂いて仕舞う
関係に侮蔑

一層
殺して呉れと
飛び降りたら
明日は僕の事
見放すだろうか

聞こえない声を
無理に拝聴して

金切り声を
上げて戸惑った

痙攣する瞼から
幼いトラウマを
提示したら

君は僕の事
見放すだろうか

「先に行く陳腐を
 抹殺しなければ」

冷たい足先は
もう感覚など
在りはしない
温度を保てない指
激痛の襲来、安堵

労りを微塵も見せぬ
配慮と云う名の攻撃

病む思考を振り回す
暗澹、忘却、憂欝
猿真似の支配

枯れることはないと
信じていた僕が悪い

それとも?

引き吊った笑い声は
一層遠く為れば善い

金縛りを愛する
不出来な眼球は
老いてゆく儘

感嘆しきった嘔吐
益々に願いが上昇

コンマ三秒で唱える
縋るような口振りは
何の意味も為さない

そんなもの
昔からの衆知の事実

そうだろ?

均一を保てない脚
終焉の到来、猜疑