かわうそ、かわいそ 絶滅危惧種とは。
日本酒大吟醸のネーミングにもなり、日米首脳会談で来日したオバマ元大統領のお土産にもなり一躍脚光を浴びた”獺祭”。
シャンパンのように升に氷を入れその中にグラスの徳利で冷やした”獺祭”をギヤマンでもビードロでもいい趣のある御猪口でいただく。
シャキッと薄甘い透明感が奔る。
もちろんお酌をしてくれた女性にもよるが”獺祭”の獺は「かわうそ」であり、小動物、いや妖精のような可愛い女性の方が酒のイマジネーション、奥行きを味わえようというもの。
それにいい酒は後を引かないし、頭脳、血の巡りも停滞しないで、寝起きもシャキッとするのが特徴的だ。
ただこの酒どこの酒屋でも売っていない。入荷待ちの限定販売なのが難点だ。口コミで広がったのだろう。困るな。
つまらんことに拘泥しないのがいい酒の呑み方だが、いい酒を味わうとその周辺の事も知りたくなる。
たとえば、この”獺祭”の意味だ。だっさいネーミングだなと最初思ったが、それには深いわけがあった。
獺、かわうそは潜って捕まえてきた魚を咥えて陸に上がり、岸壁に並べて干しておく習性がある。
そうやってせっせとお祭りの準備を整えていく。
そして二礼して二拍手している。
ん?いったいなにを祈ってるんだ・・・・・・。
無事に・・・・・・。
産まれましたぁ~♪
ねっ、いいことがあるでしょ♪ 信ずる者は救われるってね。