今日は山を下り車通りの多い幹線道路を使用しました。
そこで道路に首を引っ込めた大きなカメさんがいるのを発見。
反対車線を走っていたわたしは急いでカメさんのいる道路に向かい、ハザードを出して車を止めカメさんの救出に向かいました。
しかし、間に合わずカメさんは車に轢かれて甲羅が酷く割れて内蔵が外に飛び出していました。とてもショックで呆然としました。
人間は他の動物たちにあまりにも無関心で配慮のかけらもないと思いました。
人間という動物はなんと哀れかと思います。
まだショックから立ち直れていませんが、シカの「駆除」について少しお話しします。
シカの「駆除」の理由として、農業被害と生態系の破壊が言われています。
このブログで何度か書いていますが、シカたちは農業被害関係なく「駆除」されています。
環境省と農林水産省は、2023年までにシカ個体数を半減させようとしていました。
しかし、その目標達成は難しく、2031年までにシカ個体数を半減させる目標を掲げました。
2021年のシカ個体数推定は、中央値で222万頭。そこからの半減となります。
現在、シカの捕獲強化キャンペーンが官民一体となり全国で行われています。
そのため、シカによる農業被害が少ないのになぜ「駆除」をするのか?という主張はあまり意味のないものになってしまいます。
たとえ、シカが奈良のシカ(奈良公園で生活するシカたち)であっても、多くの人たちからすると、シカは同じシカであり、シカ個体数を減少させなければいけないと考えられています。
そしてこの主張は、農業被害が多ければ野生動物を殺してもいいという論調になり、農業被害額が多く見積もられてしまう可能性もあります。
ちなみに、野生の動物による農業被害額算出方法は各自治体で異なり、被害の確認なども含め正確性に欠けるものです。
このような背景から、被害関係なく「なぜ、シカを殺してはいけないのか?」を問う論理的、倫理的主張が必要だと思います。
シカたちにとって予期せぬ事態を招かないためにも、シカを取り巻く現在の現状を把握したうえでの主張が必要だと強く思いました。
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