昨日の16時からシカたちの糞粒調査を行なっています。

 

この調査にずいぶん慣れてきたので気分的に楽です。

 

シカの糞はイヌたちとは異なり、かたまりの糞を一度に排泄するのではなく、小さな糞粒を一度に数十個~百数個します。

 

シカたちの糞は、一般的にオスは楕円形、メスは丸い形と言われています。

 

一粒の糞の大きさは、メスよりオスの方が大きいと言われています。

 

我が家のシカのすぐるちゃん(オス6歳)とのぞみちゃん(メス推定6歳)の糞も一般的に言われているのと大きく変りませんが、季節などの違いで糞の形状や色、大きさが異なりますし、一度で排泄する糞粒の大きさや形、糞の状態が違うこともあります。

 

すぐるちゃんの糞です↓

 

のぞみちゃんの糞です↓

 

シカの糞は、通常コロコロとしているため、その形状がない糞(軟便)は「異常」だと言う人がいます。

 

しかし、シカの体内の細菌叢が変化する時に、シカの糞は軟便になるという研究結果が得られていることから、単に便がやわらかいというだけで、シカの健康状態を判断できないなと思いました。

 

例えば、こちら(下の画像)はすぐるちゃんの糞です。この糞はコロコロした糞の中にこのような糞も混じり排便されることがあるため、「異常な糞」と言えないのではと思います。

 

 

シカの便がコロコロではない状態になるのは、それ以外の要因もあります。

 

例えば、交通事故に遭ったシカさんは体の容態が落ち着くまで便はべっちゃりしていますし、急激な環境変化などでも糞はやわらかくなります。

 

人間もですが、糞の形状や色などから体に起こる異変を発見できることもありますが、糞の形状から健康状態のすべてを把握することはできず(断定することはできず)、適した検査をすることで身体がどのような状態かわかりますよね。

 

シカの糞が粒ではなく、べっちゃりと水っぽく色が悪かったり、血が混じっていたりすると異常なのかもしれませんが、シカの生活環境や置かれている状況、体格、体の状態などを包括的に見ながら、必要な検査して異常がどこにありどの程度なのかなど判断できるといいですよね。

 

我が家のシカたちの糞粒調査はまだまだ続くので、最終までがんばりたいと思います。

 

神々しいのぞみちゃん↓↓↓

 

ズームにすると

 

まぶしそう(笑)。だよね、お日さんがまぶしいよね。

 

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