事情があり、2日間ブログを休んでしまいました。

 

ブログを書く時間の確保に大変な日もあるので、時々、投稿をお休みする日がありますが、おつき合いくださると幸いです。

 

ところで、今日は県庁の鳥獣対策課の方たちとお話をしてきました。

 

2月に猟犬の管理についての要望を伝え、面会はしばらく後になると聞いていましたが、面会の日程連絡が数ヶ月すぎてもないので、こちらから連絡を数回してやっとお話ができました(県庁には2月に要望の資料を送り、その事実確認に行政は時間がかかってしまったそうです)。

 

わたしの住む地域では、集団猟も民家のある場所や観光地で行なわれ、猟犬も放たれていました(猟銃の発砲もあり、大変危険でした)。

 

そのため、猟犬は人家の庭などにも侵入し、住民たちは恐怖を感じていました。

 

我が家にも猟犬は3回ほど来ており、その度に犬と鹿たちは怖い思いをしていました。

 

市に猟犬の扱いや管理などの話をした際は「猟犬を放ってはいけないという法律がないので、行政からは何も言えない」と言われました。

 

県庁もそうで、今できるのは狩猟免許の更新の際、狩猟者に猟犬の使用方法について民家近くで猟犬を放たないなどの指導をすることだそうです。

 

行政が猟犬の使用の指導をしてくれるのは、しないよりいいですが、猟犬による殺傷があるにも関わらず、猟犬の使用についての厳重な決まりがないのはおかしいと思います。

 

行政のお話も理解できるところがありますが、行政との話から伺えたのは「現状を変える気はない」というもので、面会が終わった後、残念な気持ちになり、少し落ち込んでいます。

 

野生動物の捕殺に対して異を唱えると決まって「野生動物との共存は考えているが、捕殺はそうるすほかないから」や「農家の生計がある」と、どこでも言われます。

 

捕殺については、動物を殺さない方法を考えなくてはいけず、殺す方法しか知らない(しない)のは、それが人間にとって一番「楽」だからではないでしょうか。

 

農家の生活については、わたしもよく理解しているため、農家支援の要望を行政に行なっています。農家の暮らしを守るのは政治の仕事です。

 

(農作物を育てる)農家が離農したり、生活が苦しかったりするのは、そうなる政策を行なってきたからで、農家の暮らしを守るという政府のしっかりとした意思があれば、状況はもっと違っていたのではないでしょうか。

 

農業「被害」をだしている鹿の保護を訴えると、「農家のことを考えているのか!!」とか「もっと農家のことを考えろよ」とか言われますが、農作物を育てている方たちのことを考え活動していることも理解してほしいと思います。

 

人間の勝手な考えや思想などで、野生動物たちがどんどん殺され、その行為が絶賛される社会はおかしいと思います。

 

自然動植物と人間との相互作用を考慮し、さまざまな動植物が織りなす地球の生態系の観点から物事を考えてはいかがでしょうか。

 

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