昨日、雪が積もりその雪が今朝も残っていたからか、お散歩大好きイヌのひよりちゃん(メス9歳)は散歩に行かないと布団で寝ていました。
雪が早く溶けるといいね。
ところで、2022年12月21日の信濃毎日新聞デジタルに、おどろく記事が掲載されていました。
わたしはこの記事を知人から教えてもらって知ったのですが、記事を読むと心臓がドキドキして興奮してしまったので、わたしをよくしる友人は「ドキドキが収まってからブログを書くといいよ」とアドバイスしてくれました。
ようやく、新聞記事を落ち着いて読む事ができるようになったので、この新聞記事を読みわたしが思ったことを書きたいと思います。
記事内容はこのようなものです。
長野県上田地域で、シカを「捕獲」する「わな」のオーナーになり、捕らえたシカの死体を信州から「自然の恵み」として死体の一部を希望者に配送するということが行われているそうです。
シカを残酷なくくり罠で捕らえた後、SNSで「捕まえた際にはとどめを刺す様子まで見てもらう」と記事に書かれています。
この内容に驚くほかありません。
動物を捕らえて殺す瞬間をSNSで発信することに大きな「NO!」の声を上げなくてはけませんし、野生動物は「自然の恵み」として、人間が「おいしく」食べる存在ではありません。野生動物は人間が利用する「物」ではなく、わたしたちと同様に個々に生きる存在です。その個々の存在の生活や命を奪うことは、個々の動物たちを苦しめる暴力です。
この罠のオーナー制度は、「罠ブラザーズ」というところが展開しており、その経緯は「趣味」で狩猟を始めた人が、新型コロナウィルスの影響で仕事が減少したため、「好きなことを生業に」したいということからこの制度が始められたそうです。
この記事の内容については、数々の問題があります。
新聞社は暴力に批判なく、この制度をそのまま報道していることが問題のひとつです。日本の報道は戦前、戦中の状態だと言われているほどです。みなさんご存じのように、報道の自由度ランキングでは、昨年よりも順位を下げて日本は71位でした。2010年の鳩山内閣(民主党)時の順位は11位です。その後、2013年に政権交代が起こり、安部内閣(自民党)になってから順位は大幅に下がり2016年、2017年には過去最低の72位を記録しました。
そして、動物を殺すことに快楽を感じて動物殺しを実際に行う狩猟を社会が容認していることや狩猟者にとって好都合の政治的条件が揃っていることも問題です。
国が野生動物の「捕殺」やジビエを推奨しているので、安定したビジネスになると思い手を出す移住者が増えています。
そのような国の政策がここに住む人びとの思考や価値観に影響を与えて暴力を増進させており、「捕獲」対象の動物には「何をしてもよい」という認識を社会に根付かせています。
野生動物を取り巻く危機的な現状であるにもかかわらず、動物擁護団体や自然環境保護、野生動物保護団、ここに住む人びとは「害獣」とレッテルを貼られた種などに対しての「捕獲」事業に「NO!」という声をほぼ上げていません。
感情・感覚を持つ動物にたいして「罠」という残酷な道具・方法を使用して「捕獲」し、捕らえた動物を「おいしく食べる」という行為は見直すべきことです。
おいしく食べるのであれば、動物を殺してもいいのでしょうか?
答えは「いいえ」ですよね。
「おいしい」という嗜好は動物を殺していい理由にはなりません。人肉がおいしかったとしても、人間を殺して食べていい理由にはなりませんよね。
ネコやイヌといった身近な動物種より野生動物は親近感がわかず、人びとの関心は集まりにくいため、野生動物殺しへの批判の声は非常に少ないです。
特に「害獣」とレッテルを貼られた種については、「人間に害を与えるから殺さなければならない」と認識されていますが、そうではなく「殺さない方法」を考え実践してくことが最も大事なことなのです。
野生動物(動物)を殺傷・虐待することの問題の本質を理解されている方たちは、声を上げにくい社会であっても声を上げています。
今回の記事に対しても、声を上げてくださる方たちがおり、わたしはさらに希望を持つことができました。
わたしが知る範囲ですが、声を上げてくださっている方たちのインスタグラムを以下にご紹介します。
tyatya-piecoさん
ピコさん
marikoさん
aliceさん
身近なネコやイヌだけでなく、野生で暮らす動物たちが経験する苦しみにも目が向けられて、その暴力を批判する活動家の方たちの活動はこの社会でとても大事だと感じました。
野生動物の捕殺を社会で当然かのようにしているのは、ここに住んでいるわたしたち自身であることから、ここに住むわたしたちは、動物に対する倫理観を向上させなくてはいけません。
暴力を容認しない社会を作っていきましょう!
大事なのは、他者への思いやりや共感であり、相手を苦しめないためにはどうすればよいかを考えるわたしたち人間の能力です。
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環境政策担当
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引用元 インスタグラム marikonyata
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