今日はわたしの心療内科の受診日で山を下るついでに、犬たちが毎日飲んでいる薬を動物病院へもらいに行きました。犬たちの薬は毎月一度、動物病院に買いに行っていますが、一ヶ月たつのが早すぎて「もう、薬が残りわずか!」と焦ることもしばしば(汗)。今月は早めにもらいに行ったので、年末ゆっくり過ごせるのでよかったです。
ところで、保護動物の去勢と避妊手術についてみなさんはどのように考えていらっしゃるでしょうか?
犬や猫さんたちの場合は、去勢と避妊を勧める獣医師が多くなった印象ですが、野生動物や家畜と言われている動物たちについては、去勢・避妊手術についてあまり話題にされていないように思います。
我が家の場合は、最初から去勢と避妊処置をすると決めていたので、処置についてはこちらから獣医師に話をしました。
鹿ののぞみちゃん(メス推定5歳)の避妊手術については、かかりつけの獣医師に断られていたので、他府県の動物病院に電話で問い合わせしましたが、二人の獣医師を除き多くの獣医師が「避妊手術は必要ないんじゃないかな」という意見でした。
手術は大変で危険をおかしてまで、手術する必要はない。発情期に鳴いたり、うろうろしたりするだけなので、本人はそんなにストレスを感じていないとも言われました。
しかし、鳴いたり、うろうろしたりすることが、動物にストレスがかかっている証拠なので、その動物の声(行動)にみんな耳を傾けてほしいと思いました。
今回、ホルモン剤投与をした鹿のすぐるちゃんの行動や様子の変化から、性ホルモンストレスの甚大さを痛感しました。
日本は動物の福祉の意識が低いため、保護動物のQOLが軽視されています。
そのため、保護動物の去勢や避妊もないがしろにされているのだと思いました。
人間に保護された動物たちは、そうではない本来の生活で経験する行動ができず、繁殖期には性ホルモンストレスにより苦しみ、QOLは著しく低下します。
処置が技術的に難しい動物種であると言われていた草食動物の卵巣・子宮摘出も現代では可能なので、その技術を持つ獣医師さんを見つけることができます。
保護動物の性ホルモンによるストレスをなくして、保護動物たちの生活の質を高めてあげることは、保護主の責任であるとわたしは考えています。
保護動物たちの福祉を重視して動物たちの気持ちに寄り添う関わりでは、動物たちが毎日ごきげんさんで生活してくれるようになります。人間の飼育下であっても、動物たちがよろこびを感じてくれているのなら、わたしたちのよろこびもひとしおです。
「性ホルモンによるストレスはとてもしんどいんだよ」とすぐるちゃん。
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