今日も一時間半のブラブラ散歩を楽しんだ犬のひよりちゃん(♀8歳)。
ひよりちゃんの散歩コースは毎日違うため、わたしは「ひよりちゃん、今日はどこを歩くのかな~?」と楽しみにしている。
散歩時間を冬時間(はすっかり日が昇ってから行っていた)から少しずつ早めているので、人通りが少なくよりゆっくりと散歩ができている。
ひよりちゃんは、散歩中に「散歩、楽しいね!」と歩きながら振り返りわたしに言ってくる。
わたしはそのひよりちゃんに「楽しいよね!」とにっこりして答える。
この時間をわたしはとてもうれしく感じる。
種の異なる動物と感情を共有できることの素晴らしさは人間の心をあたためてくれる。
犬のひよりちゃんと鹿ののぞみちゃん(♀推定4歳)。
「ちょっと部屋で休むよ」とのぞみちゃん。
昨日、頂いたコメントで「親鸞の考え方」につい質問を受けたのでいろいろと考えていた。
親鸞は「悪人正機」を提唱していた。
悪人正機の仏教的な意味は、「悪人を救うのが阿弥陀仏の本願」ということだそうだが、コメントの返信に書いたように、親鸞の教えは、釈迦への帰依を重視する他力本願であり、親鸞の考える「悪人」とは、煩悩を持つ人間の性質ということから、悪人は人間ということになる。
煩悩に苦しむ悪人(人間)が苦しみから逃れようと本願を起こし、釈迦に頼る悪人は浄土に往生できるということだそうだ。
ここでわたしが思ったことは、自分の煩悩には自分が向き合い、その根源を知ることが大事じゃないのかなということだった。
自分と向き合うことを「めんどくさい」や「しんどい」と思うこともあるだろうが、自分と向き合えることは自分を知ることにもなる。
自分を知ることができるようになってくると、さまざまなことで自分をコントロールすることもできるようになってくる(理性の働きが強くなる)。
たとえば、動物を殺して食べていたわたしの話をすると、わたしは動物を自分で直接殺害しないが、間接的に動物を殺し動物の体の一部を食べていた。
そのことにたいし、わたしは自分の行動に目を向ける。
わたしはなぜ、動物を食べているのだろうか?から始まり、その後、どんどん掘り下げていく。
「なぜ、動物を食べているの?→動物は食べ物だから(もしくは生存に必要だから)→わたしはなぜ、その認識なのか?→社会で普通だから→なぜ、社会で普通になっているのか?→社会の構造が見えてくる」。
そして、「わたしはなぜ、動物を食べることを『よし』としているのか?→動物は食べ物だから(もしくは美味しいから)→食べ物だからといって動物を食べていいの?→わたしが行っていることは?→動物の殺害(暴力)になる→それをよしとしてよいの?→自分の考えが見えてくる」。といったように、自分が行っている行為と向き合うと社会構造が見えたり自分の思考の整理になったりする。
「善」「悪」とは、時代により個々の人たちにより異なるが、社会通念として、殺害はよくないと認識されている。
自分の行動に向き合うと、その社会通念を人間と一部の動物種だけ適応していてよいのか?という問いも出てくる。
動物を殺害する行為だけでなく、自分に芽生える感情について自分でどんどん掘り下げていくと新たな発見もある。
たとえば、SNSでの「いいね」の数が少ないことにたいし、わたしは「いいねが少なくて落ち込むな」と思ったとする。
その自分の感情を突き詰めると、「落ち込む→なぜ、落ち込んでるの?→評価されていないと思うから→評価されないとなぜ落ち込むの?→野生動物のことや自然環境のことをもっと多くの人に知ってもらいたいから→なぜ、野生動物と自然環境のことを知ってもらいたいの?→動物や自然環境を守りたいから・動物の苦しみを終わらせたいから→じゃぁ、それに向けた有効的な活動は?→継続して発信をしていくことや地道な啓発活動→具体的にどのようなアクションを起こせばいい?→」というように自分で整理でき、落ち込んだ気持ちから前向きな気持ちになる。
自分の行動や感情と向き合うのはしんどい時もあるだろうが、向き合うことを続けているとそれが楽しくなってくることもあるので、試しにやってみてほしいなと思う。
自分と向き合う方法は、まずは自分の行動や感情を紙に書き出すとやりやすいかなと思う。
自分の行動や感情を文字にすると、また、新たな発見があり「わたしの本音はこうだったのか!」と思うことがある(その自分の根底にあるものに落ち込むこともあるが・笑)。
自分を知ること(理解すること)は生きていくうえでも有利だと思う。
なぜなら、自分を把握しているとさまざまな場面で自分なりに対処しやすくなるからだ。
物事に対処できやすくなると生きにくい社会で少しは生きやすくなる(ストレスが減ったり悩んだりすることなどが減る)。
自分の行動や感情に自分が目を向けることは、新たな生き方の第一歩にもなると思う。
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