里親募集のお知らせ
PONOPONO仲間で保護犬ルカちゃんの預かりをしているソラさんから、里親募集のお知らせです。
記事はこちらです。Makani日記
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甘えたさんでやさしいルカちゃんに、素敵な里親さんが見つかってほしいなと思ています。
ソラさんのサポートもついているので、里親になるのは「少し不安かな」と思っている方でも、以下の条件が合えば応募してほしいなと思います。
条件
- 静かなお庭の広い一軒家にお住まいで、お散歩場所がのどかな静かなところが確保できる方。
- お留守番が少ない方。
- ルカちゃんの気持ち、意思を尊重してもらえる方(気持ちをないがしろにするととても傷ついて、パニックになります)。
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今日は日曜日なので自宅周辺が騒がしかった。季節が良くなると観光客が増えるので少し落ち着かない日々になる。
しかし、その季節は猟期ではないため山はある程度静かになるだろうと思う。猟期が終わるまであと2日。
狩猟や「捕獲」の問題点についてあげと、狩猟や「捕獲」は生態系を大きく混乱させる。そして、個々の動物たちに多大な恐怖と痛さ、苦しみなどを与えているということだ。
シカやイノシシ、「外来種」と言われる動物種たちは、生態系に悪影響を与えると一般的に言われている。
しかし、生態系にどのような悪影響を与えているかは明確になっていないことが多いという。
シカの場合は、植物に対する採食圧などが問題とされたり、非在来種が在来種を捕食するなどが問題とされたりする。
このようにわたしたちは他の動物種の行動を「問題」としているが、はたしてそれは「問題」なのだろうか?
わたしたちは地球自然環境の何を知り、自然動植物の何を知っているというのだろうか。
北海道大学の揚妻直樹准教授は、自然界に対するわれわれの知識は「あまりにも偏狭で乏しい」と語っている。
揚妻氏は、自然環境(生態系=野生動植物と環境の関係)の知識を少しでも増やすには、「過去の動物と森と人の関係をしっかり見つめ直すことが重要なのである」と述べている。
シカやイノシシなどの狩猟や「捕殺」については、人間がシカやイノシシの個体数管理をすることで、オオカミが行っていた役割を果たすことができ、シカやイノシシの個体数を調節できると言われていることもある。
しかし、オオカミはハントしやすい個体を選び捕らえている。
たとえば、オオカミは身体が小さい者や体力が低下している者などを捕える。
もし、身体が大きく健康で体力のある個体をオオカミが捕えようとすると、オオカミは非常に体力を使う。そのこともオオカミたちは理解している。
このオオカミたちの行動は生態系の一部であり、今後の生態系に影響を与える。
健康な個体は生存率を高め、種は進化の過程で環境に適した発達をとげていくだろう。
そこで、走るのが速いことが生存率を高めるなら走るのが速い個体が増えていくだろう。
種と種の関係性がその時の生態系を作りあげていく。いわば、環境と自然動植物の相互関係が時代に合った生態系の答えを出しているのだ。
それを無残に破壊し、生態系の回復や維持を妨げているのはわれわれ人間である。
野生動物に対し行っている「駆除」や個体数管理は、生態系によかれと思って行われているだろうが、その生態系についてわたしたちはもっと知識をつけなければいけない。
人間的思考で物事を考えていると、よかれと思って行っていることがそうでないということは多々ある。
揚妻氏が言うように長いタイムスケールの動物と森と人の関係を知り、その中で動物や自然環境はどのように変化し、どのような関係性だったかなど明らかにしていくことが大事だ。そして、人間中心な思考ではなく、自然動植物中心の思考を育てなければとわたしは思う。
なぜ、自然動植物中心の思考が必要かというと、地球の自然環境を生物が生存できる環境に維持し守り続ける必要があり、それが最も大事だからだ。
わたしたちは、他の種を種によって区別したり、差別したりするのではなく、どの種とも大事にかかわる(すべての野生動物を傷つけず殺さない)ことが求められている。
それは、道徳的・倫理的であり、人間が平和な世界を築き上げていく1つの要素となるだろう。
みんなで昼休み~
犬の春ちゃん(♂11歳)は、春ちゃんの部屋になっている縁側でお昼寝
参考文献
揚妻直樹「『シカの生態系破壊』から見た日本の動物と森と人」HOKKAIDO UNIVERSITY、(最終閲覧日:2022年3月13日)。
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/72195/1/51.pdf
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