日中、ボカボカ陽気で庭仕事がはかどったわたし。
犬鹿たちは、わたしの作業につき合ってくれて、みんな庭に出ていた。
みんな、つき合ってくれてありがとう。ひとりで作業するのとは違ってみんながいると楽しい。
ところで、すぐ近くの山に登ると工事が行われていた。
今まで、杉の木が密集していた場所の立派な道路が作られていたのだ(現在進行中)。
・スマホで撮影した写真ですが、アメブロにダウンロードできなくて、スマホ写真をデジカメで撮影してアップしたので、影が写り込み画像が少しおかしくてすみません。
田舎の山の中に道はいらない、という市民の声。
植林された杉山の中は、日中でも真っ暗だ。
シダしか生えない環境。ここには鹿の食べ物はない。
野生動物の生息地としての杉山自体も問題だが、このような開発をされると、確実に野生動物の生息地が減少する。
このことによって、野生動物はまた行き場を失うことになる。
野生動物の生息地の破壊は世界各国であるが、自然環境が日本よりもまだマシそうな国(国土が広い・自然環境がまだ健全など)でも、野生動物の生息地破壊で、大きな問題が起きている。
たとえば、ケニア。ケニアでも野生動物の生息地の破壊が進み、動物たちが人の住む場所に迷い込むことが増えているそうだ。
そのなか、ハイエナの集団が人間を襲うという出来事が起こっている。
ナイロビAFP時事によると、生息地の破壊でハイエナだけでなく、ヒョウやライオンも民家に迷い込みヒョウは保護されたと書かれている(記事)。これが日本だと、保護ではなくすぐにヒョウを殺していただろう思う。ヒョウが殺されず保護されたのはよかった、というか当然ではあるが。
環境の変化を最初に感じ、生活に影響が出るのは野生動物たちだけに、野生動物と人間との間に生じる出来事を一方的に「野生動物が悪い」とは言うのは誤りだ。
野生動物との問題は、わたしたち人間が作り出している。いわば人災である。
それを認め、わたしたちはどうすれば生じている問題を根本的解決に向かうかを考えなくてはいけない。
野生動物と人間との間で生じる問題は、それを考えてこそ意味がある。
このようなことからも、野生動物を殺して問題解決しようとする考えは浅はかであることがわかるし、他に何重にもよくない行いだ。
野生動物たちの行動は地球自然環境の危機をわたしたちに伝えてくれていることにもなっている。
その野生動物たちの声(行動)に耳を傾け、根本的解決を目指す、科学や社会意識が必要であると強く思う。
目先の利益追求や、長い物には巻かれろ的な思考では、改善できることも改善できない。
本気で野生動物と人間との間で生じている出来事を考えているのであれば、本質に目が向くはずなので、そこに目を向けている人たちの発信に注目したい。
このまま自然環境破壊続くと、日本には野生動物(特に大型動物)がほとんどいなくなるだろう。
自然環境破壊というのは、環境そのものを大規模かつひどく劣化させ、後戻りできない環境へと変貌させる。
今、良ければいいという考えで適当な開発を大規模に行っていると、そのしわ寄せは後から必ず訪れる。
その深刻さを全く理解していないのが現在人の傾向であり、自然環境問題に対して無関心層が非常に多い。
目の前の生活も大事だが、これから先の生活も大事だ。
なので、先を見据えた地に足をしっかりつけた暮らしが求められているのではないだろうか?と思う。
ふかふかマットの上にちょこんと座る鹿ののぞみちゃん(♀推定4歳)。
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●鹿たちを保護してからしばらくブログを書いてきて、多くのことを学んできました。もちろん、これからも野生動物や自然環境、社会と動物の関係性について学んでいきたいと考えています。
人間活動が拡大していく中で、野生動物とのかかわりについてこらから特に課題となってくることから、わたしが鹿たちを保護・レスュキーしたことから経験し学んだことを、少しでも多くの方たちと共有をしたいと思っています。
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WDI代表 岡田友子