今日は初めて人前で野生動物についてのお話をした。

 

オーガニックマーケット会場の室内の場所を提供してもらい、参加させてもらった。

 

お話を聞いてくれたのは、友人を含め数名だったが、最後まで聞いてくれる人たちがいてよかったなぁと思っている。

今日までに、犬のひよりちゃん(♀8歳)が発表の練習にたくさん付き合ってくれたおかげで、本番は緊張せずにお話ができた。

 

しかし、わたしは今回台本を持って行っており、それがよくなかった。

 

書かれたものを読むことで、棒読みになってしまっていたので、次回からは台本無しでやってみようと思っている。

 

話を聞いてくれていた方と話をしていると、野生動物を殺す気で電圧を上げ電柵を設置している人がいるとのことだ。なんとひどいことかと思う。

 

これは完全な違法行為であり、過去に電柵で死亡者が出ているにもかかわらず、現在もこのようなずさんな管理が行われているのだ。

 

このような違法行為が行えない管理システムが必要である。

 

現在、「害獣」とレッテルを貼られている種は皆殺し状態であり、社会が完全に危険な方へ向かっていることは明らかだ。

 

皆殺しを「よいこと」としている社会の危険性をみなさんよく考えてほしい。

 

最初から殺す気であることから、罠で捕獲した動物を躊躇なく普通に殺すのだという。

 

なんと恐ろしいことかと思う。

 

「害獣」と言い、種差別をしていると、他の種への理解や生態系などについてまったく関心が無く、考える気もない。

 

野生動物による農作物損失についても、本気で農作物を守ろうとしている人たちは、防除柵をあれこれ考え効果あるものを設置している。しかし、そうでない場合、柵を設置しないで農作物を守りたいとし、野生動物を「殺す」という発想に向かうことが今日のお話会でも明らかになった。

 

このことは、わたしの周辺の話からも明らかになっていたが、わたしの周辺は「農作物を守りたい」という気持ちが少なからずあり、そのため、効果ある柵を設置してほしいという人が多い。

 

まったく柵をしないで、農作物損失を防ぎたいとは今回初めて聞いた。

 

柵の設置に費用や手間がかかるから嫌なのかは不明だが、農作物を守るために効果ある防除柵をするわたしたちの行為は、自然環境と共存しようとしている意識であり、健康な自然環境に向けた希望ではないかと思っている。

 

地球で生きている限り、野生生物を含む自然環境と共存する道しかないのだ。

 

皆殺しは人類をも破滅に向かわせる。

 

このようなことがまったく認識されておらず、事態は深刻であると思った一日でもある。

 

イノシシが土手を掘り返すことを問題とされることもあるが、イノシシが掘り返した土手など、わたしたちは修復することができる。

 

それが、自然環境との共存であり、自然環境との調和だ。

 

イノシシの土を掘る行動は「問題」とされる内容ではない。いたって自然なことだ。

 

みなさん、今一度、野生動物を「殺す」ということについて、立ち止まって考えてほしい。

 

わたしたちは人間を殺さない道徳感を持っているが、わたしたちと同じ感情・感覚ある他の動物を殺すのはなぜか?

 

そこには、暴力を生みだす強力な力、「差別」という魔物が潜んでいるかもしれない。

 

わたしたちが他の種や自然環境に行っている暴力行為のしっぺ返しは、様々な形態となし必ずあらわれる。

 

暴力からは暴力しか生まれず、わたしたち人類にも暴力の刃先が向かう。

 

この地球で生きることを真剣に考えてみよう。

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