今日は朝から雨が降っていたので、わたしは室内の整理などをしていた。
時々、物の整理をするが、いつの間にかいろんな物をため込んでいるなと、いつもおどろく。
片付け中、ピアニスト(で芸術家)のポール・バートンさんの音楽を流していた。
ポール・バートンさんは、タイに住むゾウたちにピアノを演奏し音楽を提供している。
・イヌやサルなど、他の動物種にも演奏を提供している。
★ポール・バートンさんとゾウさん。
↓ ↓ ↓
ゾウの中には、人間の奴隷として、労働を強いられ、虐待を受けていた者もいる。
ゾウたちはポールさんの演奏を心地よさそうに聞いている。
テンポが軽い曲やクラシックなど、曲によって、ゾウたちの反応が違っていた。
SNSには、人間以外の動物が音楽を鑑賞している動画がたくさんある。
トリやネコ、ウシ、ロバなど、さまざまな種の動物たちが音楽を聞き、それぞれの反応をしている。
友人がたまたま見つけたという動画には、ハープの音色を鑑賞するシカの姿があった。
★ハープの音色を鑑賞するシカさん。
↓ ↓ ↓
シカたちは、ハープの音色に最初は「んん?なんだ?」と注目しているが、その後、聞き入っている感じがする。
♂のシカさんが後半に首を軽くひねりながら下から上にあげていた。この動作は、我が家の鹿たちもしていて、気分がよいときに見られる。
わたしたちの感覚システムと、他のほとんどの動物(すべてではないにしても)は完全に異なる感覚器官を持っているため、音楽を聞く能力はわたしたちとは異なるので、シカやゾウ、他の動物たちは楽器の音がどのように聞こえているのだろうか?
音楽鑑賞をする動物たちの中には、明らかに音楽を楽しむ動作をしている個々の動物がいる。
身体をゆ~らゆ~ら左右に動かしたり、脚を前後に動かしたり。
曲のテンポに合わせて、身体を上下するトリもいて、トリの脳は人間の脳と同様の方法で音楽に反応することがわかっている。
The Journal of Veterinary Behaviorに掲載された2012年の研究[ PDF ]で、コロラド州立大学の研究者は、活動レベル、発声、体の震えなど、117匹の犬の行動を観察した。117匹の犬の行動を観察した結果、クラシック音楽に関しては犬と人の類似点に注目し、「音楽が興奮を減らし、睡眠を促進し、気分を改善し、ストレスと不安を軽減することができることを示唆している人間の研究と一致しています」と書いている。
彼らはまた、ヘビーメタル音楽が一部の者に対し、不安を誘発する影響を与えることを指摘している(ヘビーメタルの音楽は動物の耳を最も悪化させることが証明されている)。
音楽を鑑賞する動物たちの様子を見ていると、どんな音楽でもいい、というわけではなく、ポール・バートンさんの演奏や、穏やかな曲調、軽やかな曲調(テンポがいい)、静かで深みある音楽が動物たちに人気なように思う。
我が家の鹿のすぐるちゃん(♂3歳)もポールさんの演奏はお気に入りの様子だ。
ポールさんの演奏を流していると、すぐるちゃんはリラックスして休みながら反芻運動をし、ウトウトしたり、聞き入っていたりしているように感じる。
感覚が繊細で感情豊かな動物たちだけに、音楽鑑賞を楽しむことは不思議なことではないと思った。
動物たちに心地よく聞こえる音楽でない場合は、動物を困らせたり、ストレスを与えることになるので、曲選びや、音量に気をつけてあげたい。
心地よい音楽鑑賞ができるといいね。
うちの犬やその他の動物種も音楽鑑賞しているよ~という方も、そうでない方も、にほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。
↓ ↓ ↓
参考
・Doun Moss and Roddy Sccheer,"Do Animals Like Music?",(juiy 31,2018).
・MEREDITH DANKO,"7 Scientific Studies About How Animals React to Music",(November 4,2015).
・Natalie Wolchover,"What Type of Music Do Pets Like?",(March 19,2012).