今日は犬のひよりちゃん(♀7歳・以下ひーちゃん)の診察日でした。

 

喉顎辺りの腫れの再組織検査の結果は、炎症ということでしたが、今日の診察でまだ腫れがあるようなら獣医師はさらに詳しい組織検査を行う予定をしていました。

 

しかし、腫れは先週よりもさらに小さくなり、探すのに時間がかかるほどになっていたため、再々検査はしなくていいだろうという判断になりました。

 

ひーちゃん、腫れがスッキリなくなるまであともうひと押しだね。

 

ところで、人間以外の動物とどのようにかかわるか、どのように接するか、という議論などをみていると、その議論内容の浅さが目につきます。

 

たとえば、「残酷」だというような軸で話し出すと、水掛け論になってしまうと言う人もいます。

 

しかし、本当にそうなのでしょうか?

 

残酷と言われるのはなぜか?この行為は残酷だ、なので我々はどうすべきかなど、どんどん掘り下げていくと、わたしたちが行うべきことは明確になってくると思います。

 

そして、考えていくことは、科学的な思考力が必要になってくるので、それを身に付け科学的知見をもとに議論ができればと思います。

 

どんなことでも、掘り下げて深く考察していくことで解決したり、人間の進歩につながったりします。

 

時は動き、世界は変化しているにもかかわらず、わたしたちの社会をみていると大昔に行われていたことをそのまま今も行っています(たとえば、生体販売、生体利用、狩猟やジビエ、「害獣・害虫駆除」など)。

 

これは、時代に追いついていないということで、時代に合っていないことを無理やり行っているということになっています。

 

なので、いろんなところで問題が生じ、犠牲者(すべての生きもの)が増し続けているのだと思います。

 

人間は独創的で、その気になればいつでも新たな考えを取り入れ実践できるのに、本当に残念です。

 

COVID-19が発生してから、世界各国では自然環境の保護や野生動物の保護やかかわり方、これからの生活形態などについて、日々議論されています。

 

生物の多様性がzoonosis(動物由来感染)を防ぐと言われています(参考WWF「生物多様性は世界を救う!?豊かな生物多様性が動物由来感染症を防ぐメカニズムとは」)。

 

そのため、人類がすべきことは、生物多様性を守り、自然と共存していく生き方ということになります。

 

しかし、わたしたちの社会で行っていることはその真逆なことばかりです。

 

なので、わたしたちが行っている行為についての深い考察ができるように、少しずつでも、個々の意識を高めて、現在やこれから先のことを考えた議論ができる社会になるといいなと思います。

 

AFPBB News記事によると、中国モンゴル内自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)シリンゴル盟ソニド右旗森林公安局では、この数年、生態環境を保全するためにパトロールの強化を続け、傷ついた野生動物を速やかに保護しているという。

 

同局の啓発促進により、人々の野生動物に対する積極的な保護意識も明らかに向上し、今ではいろいろな種の野生動物の姿が頻繁に見られるようになっているそうです。すごいなと思います。

 

 

生物多様性を守るには、種は関係なく、すべての生きものを守ることだと思います。

 

表面に見えることだけを見ていたり、それを判断基準にしたりしないで、もっと深いところに目を向け考え、判断していけるといいなと思います。

 

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