今日は駐車場の片付けに犬のひよりちゃん(♀7歳・以下ひーちゃん)がつき合ってくれました。
駐車場と道路の間はガラガラの柵をしています。ひーちゃんは柵の柱とその横にある木の塀の柱を丁寧に匂いしていました。
誰か(犬)がひーちゃんと春ちゃん(♂9歳)にメッセージ(おしっこ)を残してくれていたのです。
ひーちゃん、うれしいね。
ここに引っ越してきた頃、新しい住人(わたしたち)に近所の人たちが興味深々で、駐車場で整理していると、必ず声がかかり挨拶をしていました。
その時、犬連れさんもいて、犬さんたちも人間と同じように新たな住犬に興味津々で、奥庭にいた春ちゃんとひーちゃんに「初めまして!」のメッセージをガラガラの柱などに残してくれていました。
新たな住人に対して、犬と人間の様子がよく似ていて哺乳類として共通するところが興味深かったです。
メッセージを残した犬の同居人は、その犬の行動に対し、わたしに「あ、わるいね~」と言いましたが、わたしは「うちの犬たちがよろこぶので大丈夫です。問題ないです」と答えていました。
犬がメッセージを残すことに「問題ないです」と言われて、「あ、そう~♪」と言う人もいれば、「でも、なんかわるいわ~」と言う人もいました。
人間社会では、人家の門柱や塀などに犬がおしっこをすることはマナーが悪いというわたしたちの社会通念ですが、その人間事情は犬たちには関係のないことなので、わたしは、わたしの家の門柱や塀などに犬たちがおしっこをしても何も思いませんし、その前に犬の尿を汚いと捉えていないわたしがいます。
わたし自身、そう思っていますが、他の人の家には犬たちがおしっこをしないようにしています。
・とても仲のよいお友だち犬さんでは、メッセージを残すことは共通認識になっています。
ずっと前に、ドイツの犬事情に詳しい人から、このような話を聞きました。
「ドイツでは、家の門柱などに犬がおしっこをしていても不快に思わないんだよぉ。
なんでかって言うとね、犬がお散歩できているね、同居人にちゃんと散歩に連れていってもらっているね、ということが排泄物でわかるからなんだよ」と。
わたしはこの話を聞いて、「たしかに~」と思いました。
この話をしてくれた人は、「日本はドイツより60年遅れているからね」ということもわたしに教えてくれていました。
わたしはこの人の話からあることに気づきました。年々、遅れている年数が増えていくのです。最初は「60年」その後「63年」と。
当時はその数字な何なのかわかりませんでしたが、わかった時にはおどろきました。
その数字は「戦後何年」だったのです。
ここ最近、歴史の勉強もしているので、ドイツと日本の戦後の変化(進み)というのを知り、日本がなぜ遅れているのかがとても理解でき、納得もできたので思考がスッキリしています。
ドイツと日本、戦後はよくにた状況だったにもかかわらず、その後の社会のあり方でこれだけの違いになっていること、本当に残念だなと思います。
犬が門柱におしっこの話に戻りますが、ドイツに住む人はなぜ、犬の排泄物を不快に思わないかについては、ドイツでは戦後、戦中の出来事を反省し、過ちを繰り返さないために多くの力が使われてきました(現在も継続中)。そして、人権意識を高め、個々の尊厳を重視しています。
人権意識が高まると、同じ動物として人間以外の個々の存在についても目が向けられて考えるようになり、動物権も重視するようになったのだと思います。
なので、ドイツの動物福祉法の内容はとても具体的なものになっています。
犬の心身の健康を考えた、動物たちに利益ある動物福祉法はすばらしいと感じます。わたしたちからみて、すばらしいと感じる動物福祉法ですが、時代とともにきちんと見直し改正がされているので、どんどん動物たちが快適に暮らせる法律になっていっています。
このような背景からも、犬たちがきちんとお散歩できていることがわかる尿などを不快に思うことなく、「あ、ちゃんとお散歩できているんだね」と安心するのではないかと思います。
犬たちの生き方(習性など)を尊重し、ともに生きることができる社会は、とてもやさしく思いやりもある社会だと思います。
人権、動物福祉先進国であっても、まだまだ考えていかなくてはいけない事物がありますが、個々の尊厳を大事にすることが根付いていると、過ちを繰り返すことはないないのではと思います。
庭でゴロゴロ~♪なひーちゃん。
のびのび~。
「うん~~」とのびのび。
ほにょっ。
☆明日はブログを休みます☆
犬たち(やその他の動物に)思いやりあるやさいい社会だといいなと心から思います。
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