明日11月15日から3月15日まで、狩猟期間となり、山は山で暮らす生きものたちとってさらなる危険な状態となってしまいます。しかも、明日は日曜日です。多くのハンターが山に足をはこぶことでしょう・・・。山は鹿や猪、他の生きものたちの悲鳴や恐怖、苦しみの声で悲惨な状態になるでしょう。
明日、銃声音が聞こえるかもしれないと思うと、今から手が冷たくなっています。銃声音が聞こえると、犬と鹿たちはひどく警戒し怯えるので、わたしは犬と鹿たちに少しでも安心してもらえるよう、その時間をすごしたいので、わたし自身、発作やパニックにならなければいいなと思っています。もし、なったとしても、犬と鹿たちが安心できるよう努めたいです。
わたしは以前、市役所の農林商工部農林課に猟銃規制について話を聞きに行きましたが、そこで担当者に「猟銃の規制はないのでどこでも発砲できる」と言われました。猟銃を使用してはいけない地域は決められているが、発砲してもよい地域では民家が近くにあっても発砲はできるとのことでした。鳥獣法を見ると銃を使うに細かい記載はなくとても大雑把な内容となっています。
銃の発砲については、人家と田畑が混在する地域内にあり、発射地点の周囲半径200メートル以内に人家が約10軒ある場所は発射してはいけないということになっています。
・鳥獣保護及び狩猟に関する法律16条が猟銃を禁止する「人家稠密の場所」に当たる。
これはどういうことだろう、と思います。人家が10軒あってもなくても、人家があったらいけないだろうと。そして、半径200メートルという距離は近すぎるだろう、と。
銃や罠、電気作にしろ、それらを使用するということは、人間も含む生きものを危険にさらすということであり、わたしたちはとてつもなく危険なことを行っているのですが、そのように認識している人間はごくわずかで、何の疑問を持たず使われ、そのなかには使い方をよく知らないままに使用しているということもあるようです。
鳥獣保護管理法について、WWFのHPに「時代に取り残された鳥獣保護法」と書かれていて、その通りだと思います。WWFの記事には、農作物の被害を減らす上で、この個体数管理は十分な成果につながっていないと書かれていました。そうだろうね、と思いました。自然環境を野生動物たちにとって生きやすい場にしなくてはいけないので。
自然環境に目を向けず、わたしたち人間がすき勝手している結果、発生している出来事について、わたしたちが行ってきた(行っている)ことを棚上げし、無害で無抵抗な者たちを殺戮することに躍起になっていることは称賛されることではないです。
自然環境がどんどん破壊され、生物多様性も失われている今、地球自然環境に目を向けるべき時で、それが問題となっている農作物被害の減少に繋がります。農作物被害を減らすためと言い、行っている「個体数管理」ですが、その目的が別のものになっているのは行われていることかわもわかりますよね。最初から、農作物を守るために始めのではないのかもしれませんが・・・。
鹿や猪、他の動物種たちは、害ある動物ではなく、人間が破壊し荒廃させた地を修復し、今の自然環境を回復や維持を助けている成員であることを知ってほしいと思いましたし、他の者をむごたらしく殺害するのは倫理的に否定されるべきことです。目の前で起こっていることだけ(農作物被害など)に目を向けず、もっと広く見てみてほしいです。わたしたしたちがすべきことは、山で暮らす者たちの殺戮ではないことがはっきりとわかります。
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