10月3日、福井県坂井市春江町の住宅街でクマの姿が確認され、そのクマが射殺されました。
猟友会や坂井市職員ら約20人がクマを探し、川の茂みで発見したそうです。
嶺北消防本部や坂井署員が駆けつけ、爆竹を鳴らしたり放水したりしてクマをおびき出そうとしていたようだ。クマが姿を現したところ射殺したとのことです。
殺すことしかしないわたしたちっていったい何者なのでしょうか?
わたしたちはどうなっているのでしょうか?
クマを麻酔薬で眠らせ、山に返すことはいくらでもできます。なのに、しない。
山に食料がなく食べ物を探しもとめ歩き続けるクマたち。野生動物たちが人間が多くいる場所に迷い込むことはあることです。野生動物が住宅地に迷い込んでしまったことを「野生動物が人間に慣れてきた」「野生動物が生息地を広げている」などと専門科や研究者といわれる人たちが言っているのを見かけますが、その分野の専門としての意見ではないと思います。野生動物たちの行動は複合的なことからその行動に結びつきます。大規模で綿密な調査などをしないで推測でそうだと決めつけてしまうのはおかしいです。
茂みにジッと身をひそめ隠れているクマを大きな音の鳴る爆竹や放水をしておびき寄せるという行為は、クマを非常に驚かせ恐怖心を持たせクマはパニックに陥らせる行為です。わたしたちは無抵抗なクマに危害を加えているのです。やっていることは大勢による(集団による)弱い者いじめ、虐待であり暴力です。わたしたちはこれらを積極的に行っているのです。
住宅地に迷い込んでしまった野生動物に向けられるのが麻酔銃ではなく、殺傷能力のある猟銃ということがどういうことなのか・・・。
野生動物たちが困ることなく暮らすことができる状態の生息地をわたしたちが奪い続けている結果、動物たちが人のいる場所へ迷い込んでいることにも繋がっています。
野生動物が街に現れた、農作物を食べたからといってなぜ、真っ先に殺しを行うのか?まずわたしたちがすべきことは野生動物の殺しではなく、これ以上自然環境を破壊・汚染しなしことと、野生動物たちが食べ物に困らないように野生動物たちの空腹を満たすことのできる樹木を植え続けることなどです。そして、自然環境と野生動物について真っ当な研究(動物への偏見や差別なく公平な)を進めてほしいと思います。
わたしたちは殺すことを多くの人たちが容認する社会に生きているのです。このことが何を語っているのか・・・。今ここで起こっていることを見渡せばわかるのではないかと思います。
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