地域政党「改新みらい」の冨井です！
先日、改新みらいの団体口座をJAバンクで開設いたしました。
目的としまして、町からの政務活動費の支給に会派の口座が必要だからです。
地域政党や後援会といった政治団体は法人格があるわけではないので、任意団体です。
よって、お金の管理などで通帳を作る際は、任意団体の口座開設が必要になります。
この任意団体の口座開設、めっちゃ難しいのが現状です……
話によると、法人格の団体の口座を作るよりもはるかに難しいそうです。
大手銀行で任意団体の口座を作るのは難しい！
当初、改新みらいでは、ゆうちょ銀行で任意団体の口座開設を考えていました。
ネットで仕入れた情報を基に、ゆうちょの窓口に行きましたが、その情報は古かったようで色々不足していたようです。
窓口で、開設に必要な書類を局員さんから懇切丁寧に教えてもらいました。
改めて必要書類等を集め直して出直しました。
局員さんとの丁寧な申請手続きを経て……
改めてゆうちょの窓口に行き、前回のご担当の局員さんと一緒に、任意団体の口座開設の申請手続きをしました。
書類に不備がないこと、また、不足分を補う資料については、これでいけるのか本局にお電話までしていただき、問題がないことを確認してもらいました。
以下は、その時のチェックリストになります。
ゆうちょ銀行で任意団体（政治団体）の口座を作るためには、次の9～11点の項目を全てクリアしなければなりません。
ゆうちょ銀行における任意団体の口座開設時の必要書類（9～11点）
①総合口座利用申込書または振替口座加入申込書
②口座に登録する印章
③任意団体の規約
→以下の内容が記されていることが原則として必要です。
・団体としての組織を備えていることが分かること。
・多数決の原則が行なわれていること。
・構成員の変更にかかわらず、団体が存続すること。
・代表の選任方法等が定められていること。
・総会の運営方法が定められていること。
・財産の管理方法が定められていること。
・団体を脱退する際に、構成員が自身の持分を団体の財産から受け取ることを前提とした規約や習慣になっていないこと。
・規約に団体の名称が記されていること。
・規約に団体の所在地が記されていること。
・規約に団体の目的が記されていること。
・提出する規約に代表者による記載内容の証明があること。
・規約に団体の設立年月日が記されていること。
④任意団体の活動実績がわかる資料
→資料例は以下の通りです。
・任意団体のウェブサイトのコピー
・任意団体の活動報告資料
⑤口座に設定する代表者の本人確認書類（運転免許証など）
⑥来局者（申請者）の本人確認書類（運転免許証など）
⑦任意団体の総会議事録
→総会に関係する書類（取り決め等の書類）ではなく、議事録が必要です。
⑧任意団体の収支報告書
→政治団体であれば、埼玉県選挙管理委員会に毎年提出する収支報告書で問題なさそうです。
⑨人格なき社団名義の口座開設にあたってのご確認のお願い
⑩お取引目的等の確認のお願い
⑪任意団体の名簿
→規約において3名以上の個人名が分かる場合は不要です。
ほか、口座を開設する目的を示す書類があると良いです。
改新みらいの場合は、伊奈町から発行された「政務活動費交付決定通知書」のコピーをお渡ししました。
以上、ずらーっと書き記していきましたが、この全てをクリアする必要があります。
一つでも漏れれば通らないようです。
局員さんと慎重に手続きを進め、問題なさそうと仰っていたので安心しました。
これで大丈夫と思い、通知が来るのを待ちました。
……が！
結果は口座開設できませんでした……
難しすぎます。
解決がすぐには困難な、現在の規約の変更を必要とする不備内容であり、再提出の期限には間に合わないので諦めました。
（再提出の期限に間に合う不備であれば、不備の資料等を送ることで再申請できます。）
正直なところ、サークルとか同好会とかで、ゆうちょ銀行の任意団体の口座を作るのは非常に難しいと思います。
上に示した事項を全て漏らすことなく満たすことは、あまりにもハードルが高いです。
マネーロンダリングや口座の悪用を防止するために、非常に審査が厳しくなっているのは頷けますが、ここまで厳しいとは思いませんでした。
もし、これから任意団体を作り、お金の管理を任意団体の口座でしたいのであれば、予めこれらの要件を満たすように団体を作り、活動しなければなりません。
それはなかなか難しいと思います。
審査に通らず、それがすぐに解決できない理由であれば、大手の銀行で任意団体の口座を作るのは諦めた方がいいです。
ＪＡバンクで任意団体の口座を開設しました！
本当は、大手の銀行で任意団体の口座を作りたかったですが、時間もないので諦めました。
周りからのアドバイスなどで、ＪＡバンクで口座開設することを勧められました。
地元のさいたま農業協同組合（ＪＡバンク）に、任意団体の口座開設に必要な書類を一通り持って、窓口に赴きました。
その際に窓口の方から求められた、申請に必要な書類等は次の通りでした。
JAバンクにおける任意団体の口座開設時の必要書類（5点）
①任意団体（政治団体）の規約
→改新みらいの規約
②任意団体（政治団体）の設立年月日を証明する書類
→改新みらいが埼玉県選挙管理委員会に提出した政治団体設立届の控（選挙管理委員会の捺印あり）
③任意団体の口座の開設目的を証明する書類
→伊奈町から発行された政務活動費交付決定通知書
④任意団体の印鑑
→改新みらいの印鑑
⑤代表者の本人確認書類
→運転免許証
以上5つの書類等で、申請をすることができました。
申請書類等については特に不備もなく、1時間程度で「改新みらい」の口座を開設することができました！
口座開設と共に、改新みらい＋代表者名が記された通帳をその場で受け取りました。
キャッシュカードについては、当日発行ではなく、後日郵送されます。
ＪＡバンクでは、書類等に不備がなく、窓口が空いていれば、1時間程度で任意団体の口座を開設することができます。
地域の同好会やサークルでは、大手の銀行で任意団体の口座を作るよりも、こちらの方が負担も少なくおすすめです。
この記事が、任意団体の口座開設を検討されている方のご参考になれば幸いです。
さいごに～皆様へのお願い～
今回、改新みらいの口座をＪＡバンクで開設しましたが、これは町から政務活動費の支給を受ける目的で作りました。
改新みらいでは、個人、団体等に関わらず皆さまからの寄付金は一律でお断りしております。
寄付金は受け付けておりませんので、ご理解賜りますようお願いいたします。
あわせて、政治家個人に対する寄附金は法律で禁止されておりますので、ご注意ください。
ちなみに、私どもが一番嬉しいこと……
それは、皆さまからの暖かいご支援とまちづくりへのご意見ご要望をいただけることです！
ぜひ、町政へのご意見ご要望を「改新みらい」にお寄せいただければと思います。
重ねて、政治献金（政治団体に対する寄附）が認められている我が国ですが、それではなかなかクリーンな政治は達成できません。政治家個人に対する寄附金は禁止されていますが、政治団体に対する寄附金が認められていることで抜け穴がある状況です。
政治団体に対する寄附金も一律で禁止していくべきであると思います。
改新みらい
冨井 篤弥