予定通り悪天であった。いや、予定以上に悪天であった。
それで、家から一番近い温泉地 鬼石に行くことにした。高速がどうなろうと、一般道がどうなろうと、なんとでもなる鬼石にした。
鬼石は近い。すーごく近い。高速使うより下道使ったほうが早いくらいに近い。
鬼石では神水館を常としていて、こうした場合は頻繁に行っていたのだけど、どうやら昼飯付しか受け入れなくなったらしい。そこで、今までは行ったことがない温泉ホテルか八塩館に行かざるを得ない。
ということで
208湯 八塩温泉 元湯 八塩館
群馬県藤岡市浄法寺127
Tel:0274-52-2651 Fax:0274-52-2609
なぜこっちにしたかというと、入りやすかったからなのだ。
歓迎の名札には5組くらいの客があったが、もう午後だし、車は1台も泊まっていなかった。入浴料650円
連休最終日の静かなロビーは清掃も行き届き・・・。だけどこんな日に客がくるわけもないはずで、照明は薄暗くなっていた。
それでも、加熱しなければならないにもかかわらず、お湯はちゃんと沸いている。でもね、実は自分で照明をつけた。女湯は手前左。
八塩館の湯の由来
言い伝えの物語は、水神様があらわれて、この鉱泉で村民の傷がなおったというもの。そして、化学的な話では、この八塩温泉もこの一帯の他の温泉がそうであるように古代海水であるという話が書いてある。
源泉名 八塩温泉 八塩館の湯
泉質 塩化物強塩冷鉱泉
泉温 14℃ pH 6.7
脱衣所は細長い。左の浴室への入口は前後2つある。だから浴室も細長く大きめである。
湯船は、岩風呂である。ここはロビー(2階)から階段をおりた場所になるのだけど、浴室が面しているのは川なので、窓の外の景色は下を見下ろすような感じになっている。
ずらっと並ぶカランは窓を向いていて、鏡はない。
湯口は滝である。1m以上ある落差でダーと注がれる。ちょっと煩い。ちなみに塩素イオンはたっぷりの泉質であるが、消毒の塩素臭は感じられなかった。
ここから奥はちょっと悪そうだなと思えた雪道も、2時頃から振り出した雨のおかげですっかりおとなしそうな様相となり、帰りはちょっとも雪道じゃなくなってしまっていた。