搬入 そして二子玉川初日 | 桜井ケンイチのデキゴコロ~陶・造形作家の日々

桜井ケンイチのデキゴコロ~陶・造形作家の日々

陶・造形作家桜井ケンイチの出来心で書いたブログです。美味しいもの、旅で出会ったひと、作家としての生活、このようなことを紹介できたらと思います。趣味はゲストハウスの旅、車中泊の旅、低山ハイク。







玉川髙島屋、出店初日の朝です。

小田急線の電車に乗っていますが、窓の向こうには青空が広がっています。

丹沢の山小屋が見えそうなほど、空気が澄んでいます。



昨日は久しぶりに、午前中に窯出しと荷造り、午後に搬入という一日でした。

やらねばならぬことが、盛りだくさんでしたよー。

やり残しや忘れ物をしていないのが、奇跡です。


まず、早朝から皿の足のガタツキを確認。

足を4点着けたので、ルーターで削りました。

ガタツキがなくピタッとしているのは、ほぼないと言ってよいくらいです。

窯焼き前にサンドペーパーで足を擦ってガタツキを取ったのですが、焼成中にに微妙にひん曲がってしまうのです。

ろくろがまっ平らなので、ろくろの上で何度も確認しながらルーターで擦りました。




(今、相模大野駅で乗り換えた)



擦り終えて車に積んだら、オブジェを乗せる板を買いに市内のホームセンターへ。

そこは他よりも、木材が豊富に揃っています。

カットしてもらったのですが(ワンカット50円)、突然にガラガラと大きな音がしました。

社員さんが、カットされた板を、作業台から落としてしまったのです。

2枚だけ角が凹んでしまいました。


「すみませんでした〜。新しい板と交換してすぐにカットします。」

しばらくして戻ってきて、「同じ板の在庫がありません。少しお待ちください。」

なにやら、他の社員さんと相談し始めました。

出発の午後2時半が迫ってきました。

遅刻は、できれば許されません(変な表現)。


時間がかかるけど、自分で角を少し落としてサンドペーパーで処理することを伝えて、そのまま受け取りました。

カット代は取られませんでした。

二子玉川へ通いながら、毎朝、少しずつ板を黒く塗ります。4月に大阪へ持っていかねばならぬのだ。





(中央林間駅で田園都市線に乗り換えた)



無事に2時半に出発!

雨がふっていましたが、東名高速は順調。反対車線は大渋滞してました。

交通量が多いのは、景気が上向いてきたことなのかなぁ?



4時半に二子玉川に着きました。

担当者さんが搬入口で待っていてくれて、スムーズに5階へ運ぶことができ、一安心。

あとは並べるだけです。展開の構想はできています。


担当者さんと休憩室で少し話しました。

僕とぼぼ同世代の方で、しっかりとした社会人という印象を受けました。

「実は私、美大を出ているんです。しかも、陶芸コースなんです」と担当者さん。

美大の陶芸コースを出ていて、仕事できそうな人に初めて会ったよ。

「桜井さんは、会社員のご経験はありますか?」と聞かれ、「はい。小さな出版社でガイドブックを書いてました。地球の歩き方の中国編です。」と僕。

「へえ!旅行のときは読みましたよ!」と、目を輝かせていました。


共通の話題があってよかった。