素焼き 大名焼き | 桜井ケンイチのデキゴコロ~陶・造形作家の日々

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陶・造形作家桜井ケンイチの出来心で書いたブログです。美味しいもの、旅で出会ったひと、作家としての生活、このようなことを紹介できたらと思います。趣味はゲストハウスの旅、車中泊の旅、低山ハイク。




素焼きの窯を焚きました。

陶器を作るときは、素焼き本焼きと、二度窯焼きをすることが多いです。

素焼きとは、主に釉薬の食いつきをよくする目的で、低温で焼くことを意味します。

僕は750℃で焼きます。


玉川髙島屋に出品するうつわと、猫のオブジェを素焼きましたが、猫のオブジェは釉薬というよりは、化粧土の着きをよくするために素焼きしました。




これは点火する前、窯つめを終えたときの画像で、上段にうつわ、下段に猫のオブジェが入ってます。

だいぶスカスカなのが、一見してわかりますね。

本来は、天井から10cmほどのところまで積めますが、今回は作り切ることができなかったので、少ない数で素焼きしました。




僕の窯は灯油窯で、大きさは0.3リューベです。

1m×1m×1mが1リューベですので、この窯はその約3分の1の大きさです。


少ない量で窯焼きするのが贅沢に見えるのを揶揄して、大名焼きと呼んで笑ったりします。



週末まではずっと、釉薬掛け、出品リスト作成、そして猫のオブジェに金箔を貼る、ですね。

余裕を持って制作するは、どこへやらー。