クォータースクワットに意味はあるのか | さかもとサンのブログ

さかもとサンのブログ

ウエイトリフティングやパワーリフティングやベンチプレスやボクシングや筋トレフィットネスやら
なんかいろいろをそれなりの期間やっている人が思っていることなどを記事にしているブログです。

昔、さほど有名ではないパワーリフティングジムにいた時の話。

私は既にウエイトリフティングに移行していたのですが、たまたま落とさなければウエイトリフティングの練習もできるジムでその練習をしていたがてら、お遊びで200kgのバーベルをラックアップしてどれぐらいしゃがめるかをやったことがあります。

しかも今みたいにニースリーブ着用が一般的ではないのでニースリーブもしないし、なんならパワーベルトすらしない状態で、まずは200kg担ぎました。

そしてウォーターぐらいなら1回スクワット出来たのですが2回目潰れてセーフティバーに乗せたなんてこともやってたり。
あの頃は仲間もいたので他の仲間に補助とかしてもらったりして(ありがとう)そんな遊びをしていたのですが、私もただ200kg担いでみたかっただけなのでトレーニング効果とかは期待してなかったです。

でも予想外の声が聞こえましてね。

パワーリフティングは、ノーギアと言われるパワースーツやベンチシャツ、ガチガチの二―ストラップを着用する種目と、それらギアと呼ばれるものを着用しないノーギア(今はクラシックって言うのかな?)の2種類がありまして。

ノーギアで世界でも強い選手が、ギアの選手にこんなことを言っていました。

「本来、あなたもこれ(私がやっているスクワット)やらないとダメなのよ」

と。
そのノーギアの選手がギア経験あるのかわかりませんが、世界的な選手なので交流も広かったのだと思います。
その中で誰かに聞いたのか、話をしていて感じていたことなのか、そのようなことをポロリとさりげなくギアの選手に言っていました。

アクセサリ無着用で200kg担いだ感想(私は女性なので200kg担ぐことが大変だと言われている)としては、

まずは体幹の安定性を保つ

これがすべてだと思いました。
まず立位の状態でラックアップして少し後ろに移動して、立っていられないとスクワットすら始められない。

ギアの選手はスクワットの脚力はパワースーツが補うので、必要なのはバーベルを安定してホールドできる力、つまり体幹なのだということでしょうか。

パワースーツもある程度は体幹の強化はすれども、おそらくスクワットをすると間に合わなくなるのかそこは自力の体幹力が必要になるのでしょうか。

私はギアの方はやったことがないのでわかりませんが、よくよく考えるとギアの選手には必要なトレーニングなのかもな、と思ったりもしました。

つまり、高重量クォータースクワットは体幹の強化に効果がある可能性があるということでしょうか。
無駄なトレーニングではないということですね。

但し、私もしばらく続けてみて220kgぐらいまでは出来るようになったのですが、脊柱を正常の形に保てていないと椎間板にダメージが行くな、と思いましたね。
だから高重量で体を壊さずにクォータースクワット出来る人は体幹がめちゃくちゃ強いのだと思います。

もちろん高重量も半端ない数字ですよ。
私の場合、女性では絶対に何も装着しないでなんて状態では持たない200kgでやってたぐらいですから、男性だと300kgとか350kgとかでしょうか。
そんなレベルですけどね。

ちなみにハーフスクワットであれば160kgぐらいでセットを組んでいたこともあります。

あ、ウエイトリフティングであればハーフスクワットは案外効果的かも知れません。
セカンドプルあたりの各関節の角度がおそらくハーフぐらいだろうから、そこを強化していくのはありかもですね。

そう言えばパワーリフティングと言えば、今は普通にギア着用の方を指して、ギアがない方はクラシックパワーとかノーギアとか言うんですよね。

今はノーギアでもニースリーブでギアをかけるのが当たり前みたいですから、変な感じですね。
ニースリーブOKになった時に周りも言ってましたよ。
「10kgぐらいギア掛けられるじゃん」ってw

だから例えばニースリブありで150kgとなしで150kgだと、前者はスリーブなしで140kg挙げれば十分って事で、後者はスリーブ付ければ160kgになるって事でしょうかね。
なんだかなぁ、って思っちゃいますけどね。
だったらギアの方に行けばいいじゃんって。

ちなみに私のパーソナルトレーニングはギアの方は対応してないです。
やったことないから教えられないし。

この世界も広いですね。