筋トレにパラレルワールドはないから | さかもとサンのブログ

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ウエイトリフティングやパワーリフティングやベンチプレスやボクシングや筋トレフィットネスやら
なんかいろいろをそれなりの期間やっている人が思っていることなどを記事にしているブログです。

もしもあの時、あんな風にトレーニングをしていたら・・・

筋トレ歴が長くて誰かに語るのが好きな人が、そんな自分を振り返って他人に、自分がやってみたかったトレーニングを進めることがありますが、よく考えるとあまり現実的じゃないんですよね。

だってその人は過去のそのタイミングでそれをやらなかった訳だから、その人が例えば強い人だったらその人が現在話している内容で強くなるという保証はない訳ですよね。

じゃあ例えばその人が過去に戻って、未来の自分がやった方が良いと思った内容をやって強くなれたかどうかですよ。
多分なれないんじゃないかな、なんて思います。

通り過ぎた過去を変えることはできない。
だから皆今を大事にしたい、情報を得て効率よくやりたいと思うんですよね。

でも大体が皆「なんでそんなことしてたの?」みたいな効率の悪そうなことをやって、それで強くなったんですよね。
と言うことは無駄だと思ったことが実は必要不可欠な事だったこともあり得る訳です。
昔の事なんて大体忘れてますし、印象に残っていることしか覚えていないもんですからね。

私の過去の話ですが、筋トレや練習にものすごく時間を使っていたという記憶はあります。
なんせ午前中2時間ぐらいトレーニングして、夜に3時間ぐらいトレーニングをしている、それを週3~4ぐらいでこなしていた時があって、この時はメキメキ強くなりましたよ。
まあ、普通の人は多分無理だしぶっ倒れるし、しかしこれが出来たから強くなれたんだろうなと思う訳ですが。

今の時代、時間を無駄に使わずに効率よく体への疲労も考えてとかお利口にやろうとしてますが、やっぱり練習量を増やすには時間を増やすしかないというジンクスがあるんですよ。

たくさん練習をした人にはまず敵わないし、才能がって練習たくさんした人には絶対に敵わないし、そんなもんですって。
練習少なければ基本も技術も習得できないのは当たり前ですから。

反復練習は無駄だという人もいますが、じゃあ文字をかけるようにするために、小学1年生の時に何をしてたの?って話ですよ。

普通にドリルの平仮名をなぞってたくさん紙に書いたり、なぞるのを卒業して十字の点線がはいった枠の中に平仮名をなんどもなんども書いたり、最終的には何も書かれていない枠の中に何度も何度も文字を書いたはずです。

あれをなんだと思っていますか?
あれは頭だけではなく、手の機能の向上も目的としたトレーニングですよ、反復練習ですよ。

結局反復練習をたくさんした利き手では文字を綺麗に書けますが、練習してこなかった利き手ではない方の手ではきちんと文字を書けないでしょう。

自分の体で反復練習の効果を目の当たりにできるのにそれで「反復練習は意味がない」という言葉を言える人をどう思いますか?

利き手は神経伝達が云々と言う人もいるかも知れませんが、昔の左利きの人は強制的に右手で文字を書いたり箸を持ったりの練習をさせられています。
だからそういう人は右手で綺麗に字が書けるし箸も使えます。

ものすごく身近な例で、反復練習の重要さを認識することができます。

まあ物事を覚えるには反復練習あるのみです。
反復練習で習得した知識を使って、反復練習しなくても出来ることもありますが、それはベースとなる知識を反復練習で手に入れているからです。

とまあ、今になって「左手で文字を書く練習もすればよかった」と両利きに憧れる私は思ったりするのですが、過去は過去ですからね(笑)

ちなみに中学・高校の時に逆さに文字を書いたり、左手で文字を書いたりする練習してた時があります。
でも右手での練習に比べたら大した練習してないからその程度です。

一見新しい話はそれらしく聞こえますが、一呼吸おいて、自分の過去を振り返って果たしてそうだったかを思い出してください。

受験勉強、効率よく出来てましたか?
みんなひたすら反復練習でしたよね(英単語とか数学の問題解くのとか)。