義母は病院に運ばれてから
数時間後に息を引き取りました。
その時のブログはこちら↓
その後は
すぐに病院を出る必要があり、
義姉が家族葬専門の葬儀社を
手配してくれました。
今回に限らずですが
夫の実家に関することは
いつもほぼ義姉がやってくれています。
申し訳ないと思いつつ
私があまり立ち入るのもよくない気もして
どうしたら良いのかいつも迷っています
なぜかというと、
以前のブログで
チラッと書いたことがあるのですが
義両親と義姉夫婦は
世間であまりメジャーではない宗教を
信仰しています。
その宗教では
いろいろなタブーがあったりするので
その知識の無い私が
下手なことをしてしまっても
良くないと思うからです。
夫も所謂「宗教2世」として
子ども時代を過ごしましたが、
様々な制限のあるこの宗教を
昔から抜けたいと思っていたそうで
中学生の頃に脱会(?)したそうです。
とにかく自分の欲が強く
わがままな夫に
この宗教は全然向いていないと
私も思います…
若くしてその宗教から離れた夫も
大雑把なタブーは知っているものの、
知らないことも多く
あまり頼りになりません
(…ということも最近わかってきました)
以前夫に、規律が多いので
親のことは姉に任せるのが良いと
言われたことがあり、
その言葉を鵜呑みにして
これまでほとんど義実家と
関わってきませんでした。
今回のことも義姉夫婦に
任せっきりにしてしまうのも
悪いと思いながらも、
特に宗教的なことですので
結局すべてお任せした次第です。
義両親達の宗教は
通夜・葬儀を行わない決まりなので、
家族葬専門の葬儀社にお願いしましたが
安置する場所だけを借りる感じです。
家族葬の中でも
リビング葬を扱う葬儀社だったため
安置される場所は
まるでホテルのようなお部屋でした。
玄関があり、床暖完備の広いリビングには
ソファセットや大型テレビ、
コーヒーマシンが置かれています
その奥には
遺体を安置するスペースが設けられており、
間接照明でライトアップされています。
家族で葬儀をする際には
おそらくここに祭壇と
お花が飾られるのでしょうが、
義母の場合は
シンプルに棺が置かれていました。
また、リビング以外にも
和室が1部屋、
ベッド2台とドレッサーのある寝室、
バス・トイレ・洗面台もあります
火葬場の混雑により
翌々日の午後からの火葬となったため、
この立派な部屋を3日間借りたからか
通夜・葬儀なしの費用にしては高額でした。
夫からの話で聞いただけなので
内訳等は不明です。
3日間安置している間は
姉弟で義母を見守ることになりました。
また、セレモニー的なことをしないので
受付なども設けないですし、
義母達と同じ信仰を持つ人が
来るかもしれないと聞いていたので
私は3日目の火葬の日だけ顔を出しました。
その日は義母と仲の良い教徒の方達が
数名みえましたが
連日訪れているという方も
いらっしゃいました。
同じ信仰を持たない人には
排他的なのではと勝手に恐れていましたが、
全くそんなことなく
皆さんとても穏やか
また、信者さん同士が
とても仲が良い印象を受けました。
夫の話によると
信者同士の結び付きが相当強く、
本当の家族のように
普段から助け合っているのだそうです。
昔に義両親が入院していた際も
信者の方達が交代で自宅に来てくれて
夫達への食事を
用意してくださったりしたそうです。
(すごっ)
ちなみに1日、2日目は
もっと多くの教徒の方々が
お見えになったそう。
それだったら
私もお茶出しをしなくてよかったのかなと
なんだかまた申し訳なく思うのでした…
午後になり火葬の時間が近付くと
斎場を出て火葬場へ向かいました。
火葬前のお別れの時間も
手を合わせたり、お花を捧げたり、
もちろん読経もしないので
あっという間です。
そして私が最も驚いたのは
収骨をしないことです。
一連の流れは夫に聞いていたのですが
すごく誤情報が多く…。
骨まで焼くから約5時間かかるなどと
前日に聞かされていたのですが
実際は1時間半くらいで
骨まで焼いていませんし。
(何情報だったのやら)
ただ、収骨しないのは本当でした。
火葬後に骨になったことを確認して
説明などを受けると
骨壷へ骨を収めていくことは一切しません。
全ての骨を処理していただくことをお願いし
静かに火葬を終えました。


