BEP療法 (これも抗癌剤のアルファベットを取っているみたい)

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本当なら今日から始まるはずであった、抗癌剤治療。



また予定よりも延びてしまった。





その原因が、


この日を迎える二日前から便通が出ていなかった為、大腸が炎症を起こしているとのこと。こっちを先に治さないとダメだと診断された。


強い痛み止め(麻薬物質)を飲んでいる為に、消化器官が正常に働かなくなるのは聞いていたが、このタイミングの悪さ。


この時の気持ちは苛立ちというよりは、もう呆れた、納得に近い気持ちに近かった。


自分の体の事をまず心配して、
あれだけの激痛をここまで抑える薬、それのまた負担が重なって体がおかしくなるのも当たり前の事だとも思えた。


今体外に出すべきものを出す為にどう足掻いたところで、うまくいかない現状を体と脳、自分自身わかってしまっています。

薬の服作用ってほんと怖い。




この後五日間は食事を取らず、水分と点滴だけで過ごす日々が始まった。


自分はここまでご飯を食べないでの生活が初めてなのと、意外とやっていけてる事に少し驚いた。
同じ事を繰り返したくないせいか、来週の火曜(抗癌剤治療開始予定日)までは、どんな食物も今はまったく食べる気がしません。


水分だけでの生活が続く中、見た目も対して変化はないです。心配しないで大丈夫。


ただ早く確実にスタートをして、無事に終わらせたいその気持ちで、一杯です。

この日に、兄貴と二人で有明がん研究センターと青山女子医大、両方顔を出した。


前日に結果が出て治療方が決まった、


と電話がありました。


ずっとタクシー移動で、腰が痛い事で助手席に座りシートを倒しての移動。
今までの、痛み止めでは効果がなくなってきていてさらに強い薬をもらう前だったのでかなり辛かったです。(ついに麻薬レベルの薬を処方されるようになった日)



担当医と2回目の対面。

結構な回数電話していたのも承知の様子で、


根本的に癌の種類を見直した事で全て調べ直すのに時間がかかったと説明。


放射線治療はしないで、抗癌剤治療のみでまず始める事を伝えられた。
放射線はピンポイントに当てるもので、今の全身に転移している自分にはできない治療法だと言われる。



抗癌剤治療だけなら、青山女子医大でも出来るが、どちらの病院を選ぶか聞かれ、



即答で  青山女子医大  を選びました。



青山は距離も近いし。
あとは規模の大き過ぎる病院の対応に納得いかないものがあった事が一番の理由。



やっと話は少し進み、
火曜から薬投与開始予定です。
入院手続きを終えてから18日目。
やっと待たされている理由がわかった。


さすがに何度も電話をしているせいか、どの看護師さんが対応しても前回のやりとりを残しているのか把握していて話はスムーズだった。


紹介を受け癌のデータなど全て持って行った為、すぐに治療に取り掛かれると思っていたが


そうではないらしく、



プレパラート(癌細胞の現物)を今一度検査に出していて、その結果待ちの状態と言われた。
それを知ってその医師それぞれの癌に対する見方、治療法が変わるということ。


を説明された。



一度効果がなかった分、さらに慎重にというのはわかる。


納得してしまった。


ただそれを1回目の電話から言ってほしかった。周りくどく言うので、最近は色んな事を考えてしまった。



今は太もものつけねだけではなく、足全体的に痺れがあり家から出られない毎日を過ごしている。(変わらず、脇腹、背中の神経も痛い)


進行している痛みだと確信がある。
副作用だけなら、薬の投与がストップしているのにここまで辛くなるわけがない。



この何も進まない状況の中で、今の自分で出来る事を考えた結果



食生活を毎日野菜のみの生活にしてみた。


当初から飲み物には気を使っていた(乳酸菌、ビタミン)が、

この状況になってそれだけではという不安から行動が、変わった。



今のような状態になるなんて、一か月前の自分はまったく想像していなかった。


なってみて気付く事ばかり。





人生で初めて 千羽鶴 をもらいました。

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今賀 峻 代表 

代表二人して坊主です(笑)


この千羽鶴、サプライズで作ってくれていました。

大阪メンバーから千羽
東京メンバーから千羽

の計 二千羽の鶴 です。

スペルが違うような??これも愛嬌です(笑)


他にも、

大阪メンバーが勝尾寺に参拝して買ってきてくれた御守り。祈願。
アーティストさんが書いてくれたイラスト。
メッセージDVD

をいただきました。


もらった時は、笑顔になりすぐに気持ちが明るくなりました。
そして部屋に戻りすぐにDVDを見て、
涙が出た。


その内容は、

大阪、東京メンバーが慣れない手つきで真剣に鶴を折る姿。
この一羽ずつの中にメッセージが書いてあること。
二千羽の鶴の完成までの経緯がわかるものでした。


自分一人の為に、ここまでの多くの人達が動いてくれている事を知った時の気持ちが今までに経験ないような感動がありました。


改めて、


人との繋がり、これだけの仲間がいるんだと実感し、強い気持ちをいただきました。


本当にありがとう。

必ず病気に勝って戻ってきます。



二千羽の鶴 宝物にします。
有明がん研究センターに紹介状を持って行って15日が経つがまだ入院の目処は立っていない。


初めての外来の日が月曜日だった。

「 早ければ今週末からできるので、入院日の前日に電話します」

と言われたので一週間待ってみたが電話はなかった。



一週間が経ったところで、自分から確認の電話をした時にビックリした。


対応したのは、看護師の女性。

「  順番に入院しているので、今はベットが空いていない状態です。個室なら空いているのですが 金額が高くなります。 」


早く治療に取りかかりたい自分は、個室でいいので入院したい、早く治療したい。
入院したらすぐに治療に取りかかれますか?

と聞いたところ、


「 どうですかね~(半笑い)自分からはなんとも 」 と言う。


それを確認するのがあなたの仕事だと伝え、保留にして担当医に聞きに行ってもらってビックリ。


決して担当医とは直接話せず、

看護師が

「 まだ治療法が、決まっていないみたいです。どうしても入院したいなら支度をして一度外来に来てもらって症状をお伝えください。それで、入院出来るかが、判断されます。」

と。

この時の、自分の症状は

腰の神経痛だったのが、新しく太ももの付け根の痛み
熱を持っているかのような感覚の痺れ

まで進行していて、歩く姿にも違和感がある状態。


それを伝えた上でのこの気遣いも感じない返答。
苛立ちを隠せなかった。


この日は、治療法が決まっていないのに急いで入院をしても意味がない事を伝え、早く治療法を決めて連絡をくれと伝えた。



電話の切り際。

その看護師の名前を聞き出し、

「 あなたのわからない時の半笑いの対応、不愉快なのでやめたほうがいいですよ。」 

苛立ちを抑え、冷静に伝えた。


初めてに近いクレーム。


らしくないと思いつつ、自分の余裕がない事も改めて実感した。


その一週間後も同じやりとりを繰り返したが、この15日間向こうから電話の折り返しは一度もない。


青山女子医大と比べ、規模も大きく、日本でも有名で患者が多く忙しい事はわかる。


これからお世話になる病院だから悪くは言いたくないもの。でも担当医から全て病院に対して嫌なイメージしかすでにないです。