No.001【だから躾のある人は美しい】斎藤薫 | the note ~暮らしを愉しむ~

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日々のストレスや仕事の疲れで、「わたし」を見失わないようにしていること…
丁寧に暮らすことは、私が私らしくいるための工夫なのかもしれない。心を穏やかにするためにしている小さな幸せ探し。

 TODAY'S
 
だから「躾のある人」は美しい

著者;斎藤薫

出版;集英社



「ちゃんとする」ことが美しさ… 


この本は、特別な教養やマナーレッスンが必要と言っているわけではありません。ただ「ちゃんとする」ことこそが美さであると伝えています。忙しさの中で、つい乱れてしまう所作を、ほんの少し見直して正してあげることで、昨日までにはない「品」が生まれます。これを読んで、わたしがはじめた第一歩として、字を丁寧に書くことでした。日々書き殴ることが染み付いてしまった「書くこと」を、少しだけ意識するだけで気持ちすら整ってくる気がします。字こそ生活の乱れが現れるものなのかもしれません。

そして、姿勢を正すこと。背中を丸めた姿はどこか見窄らしさを感じます。相手に与える印象もネガティブなものになります。余裕のある凛とした姿勢を意識して、「見られている」と演じる余裕も、美しさなのかもしれません。




 【概要】

知識と経験を積み重ねた私たちに、自分の格をあげるためのマナーはもういらない。自らの心を豊かにし、周囲も心地よくさせる究極のマナーの数々を解く。相手に寄り添う「装い」の躾や、少しの気遣いで格段に差が出る「対話」の躾、質を底上げする「生活」の躾など、あらゆる角度から読む者を正す一冊。


 【印象に残った言葉】

誰も見ていないところでちゃんとする。それが自分の心と体を洗い清める浄化作用がいちばん高いことを、人は感覚的に知っている。一人でいる時にちゃんと姿勢良く座って、ちゃんと正しくお茶を飲む。こういうことができたら、あなたももっと自分が好きになる。