自己肯定感を上げる「本」を愉しむ暮らし…
昔から本が大好きで、書店や図書館でアルバイトをしたこともありました。
そう言うと、相当な知識や読書量があるんでしょうと言われることがありますが、わたしは「本の虫」ではありません。
とても素敵な書評を書かれる方や、物語の考察を的確にされる方を拝見すると、羨ましいと感じることもあります。
見様見真似で書評を書いてみても、自分には薄っぺらな文章しか浮かばないことに、無理はやめようと諦めました。
わたしは、好きな本を好きなように読むことを、日々愉しんでいます。
そんなわたしが最近はじめたのは「読書記録」「読書ノート」です。
誰のためとか、発信欲からではなく、ただ単に自分が読んだその時間を記録していこうと思ったのです。
ただ斜め読みして終わるだけではなく、わたしがそこから何を感じ、何を残したいと思ったのか、きちんと本と対峙することができれば、読書時間はもっと濃密なものになると思いはじめたのです。
最近では小説の類はほとんど読まず、主にはビジネス書や自己啓発本、エッセイ本が読書の大半を占めています。
こういった本を読んでいると、インプットとアウトプットがいかに読書において大切なことなのかを気づかせてくれました。
と同時に、いかにアウトプットできずに、これまで沢山の情報を流してしまっていたのか気付かされました。
以前、アバタローさんの『自己肯定感を上げるアウトプット読書術』を読んで、アウトプットの大切さをより理解しました。
アバタローさんは、書籍の中で「読書によって人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる。それを実現させるために一番重要なアクションがOUT PUTである」と言っています。この本を拝読して、今までモヤモヤしていたものがなんとなく腑に落ちたような気がしました。
これまでの読書に物足りなさを感じていたわたしは、きちんとアウトプットができていなかったんだな…と痛感したのです。
ビジネス書や自己啓発本を読むときは特に、その中から得られるものを吸収して、生活の中で取り入れられるようにアウトプットを意識するようになりました。すると、読書の楽しみが驚くほど上がったのです。
図書館に行って本に囲まれている時間も好きですし、本屋に立ち寄って本を選んでいる瞬間も好きです。
ピースの又吉さんがユーチュープチャンネルの中で「本屋で本が輝いているものがある」と言っていたのを思い出します。
共感しかありませんでした。
本屋に行きたいと思った時は、「本に呼び寄せられている」んだと思います。
これまで興味なく素通りしていた棚で、思わぬ出会いがあった瞬間、たまらなく幸福感を得ることができます。
読書時間を愉しめるようになると、読書を取り巻く様々なことを愉しむことができます。
どこで本を読もうか…
読書の時に何を飲もうか…
メモする文房具を探しに行こう…
次は何の本を読んで見ようか検索してみよう…
「読書ノート」ってみんなはどうやって書いているんだろう…
本から派生した愉しみの種は無限です。
生活を愉しむことは、時間を愉しめることだと思っています。
一瞬一瞬をおざなりにしないで興味が持てたら、生活はグッと鮮やかになるような気がします。
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この本については、また改めてご紹介させて頂こうかと思います。