支援者のためのセルフケア~自分らしさを取り戻し、支援を続ける力を育む方法~ | 一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ(ACL)

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アーツセラピーに関する情報をお届けします。

 

 

 

アーツ・コミュニケーション・ラボでは
アーツセラピーの社会への普及をめざし

・必要とされる方たちへの提供

・セラピストの養成

・セラピストが活動しやすい環境の提供とスキルアップ

・海外のアーツセラピー情報やアーツセラピストを招いたワークショップ


などを提供していきます。

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アーツ・コミュニケーション・ラボ
理事の北尾真理子です。

 

 

いつもブログをお読みくださり
どうもありがとうございます。

 

 

いよいよ師走に入りましたね。


2025年も、もうあと少しです。
 

 

1年があっと言う間に過ぎ去ったと
感じているのは、私だけでは
ないでしょうね。


師走とは言え、私が住む地域では
まだ、それほど寒くなく
晴天の日の日中は、少し動くと
すこし汗ばむこともあります汗


でも、もしかしたら、これは
加齢と共に増加している私の体重の
せいかもしれませんけどねあせる
 

 

 

 

さて、当法人では

 

アートセラピスト

音楽療法士、カウンセラー

 

教師、講師、保育士

ソーシャルワーカー

介護士、看護師、医師など

 

 

医療・福祉・教育の分野に

携わる方が

 

 

自然環境の治癒力と

芸術表現の創造性を活かし

 


専門職としてのセルフケアと

他者支援の両面に役立つスキルを

体系的に習得するための

 

 

 

「アーツ&ネイチャープラクティショナーオンラインコース」

を開講中です虹

 

 

 

 

 

 

講師を務めるのは

表現アーツセラピーの分野における

パイオニア的存在の

マーカス・スコット・アレクサンダー博士です。

講師のマーカス・スコット・アレクサンダー博士

 

 

 

マーカス博士は

表現アーツセラピーのコースと
スーパービジョンを提供する

 

「World Arts Organization」
2003年に創設し
ディレクターに就任!




認定表現アーツセラピストであり


インターモーダル
(複数のアートの形態を用いる表現アーツセラピーの手法)や
異文化間のアート制作などに焦点を当て


現象学的表現アーツセラピーの
教育分野におけるリーダーとして

 

 

世界50ヶ国以上の国で
40年以上にわたり活躍

されています。



そんな
 

マーカス博士から

 

 

自然との関わりを通して

感覚の統合を促し

 

 

創造的なプロセスによって

表現力・直感力・レジリエンス

を育む方法を学んでいきます。

 

 

 

ストレスマネジメントや

マインドフルネス

 

 

また

 

自分自身の内在的資質への

アクセスといった

セルフケアのアプローチを中心に

 

 

他者支援にも

応用可能な技法として

習得できます!!

 


 

 

特に、慢性疲労や

感情の消耗といった

支援職に特有の課題に対して

 

 

自然とアーツを活用した

アプローチは有効ですクローバー

 

 

本講座を通じて

 

 

受講生は自身の健康と

幸福感を高めるだけでなく

 

 

「アーツ&ネイチャー・プラクティショナー」

として

 

専門領域に即した実践を

展開する準備が整います!!


 

講座には通訳がつきますので
日本語で学ぶことができます。

 

 

 

 

もちろん
サーティフィケート取得
のためには




出席率や毎月の課題提出
など達成すべき
ハードルはありますが




過去の修了生からは


学ばれたことを既に
ご自身のお仕事に活かされているという
嬉しいニュースも届いています^^
 

 

 

 

そして
2ヶ月ごとに開催される
グループコンサルティングでは

 

講師のマーカス博士や

 

講座サポーターで
トラウマ療法の専門家

 


表現アーツセラピスト
ジョーンズ・美香博士に
直接質問をし、アドバイスを
いただくことができますキラキラ

 

 

ジョーンズ・美香博士

 

 

 

通訳を介する場合
 
✅言葉の壁を越えられる
✅専門的な語彙の補完ができる
✅英語に苦手意識があっても
安心感を得ることができる

 
 
といった
 
 
メリットがある一方で
 
 
感情のニュアンスが
伝わりにくかったり
 
 
会話の流れが分断され
テンポやリズムが途切れたり
 
 
非言語的な
やり取りが制限されたり
 
 
時には、通訳者の解釈が
入る場合もあります
 
その点、ジョーンズ博士は
日本人なので
 
 
質疑応答は通訳を介する
必要がないので
 
 
テンポよく質疑応答もでき
マーカス博士の本講座の
理解が、より深まりますウインクラブラブ
 
 
 
ちなみに

 

 

ジョーンズ博士は
当法人主催の他の講座でも
講座サポーターとしてご尽力
いただいております
 
 
ジョーンズ博士は
日本、アメリカ、スイスで
学ばれ、日本でもアメリカでも
アートセラピーを実践されている
知識もご経験も豊富な方です。


スイスでは
マーカス博士が長年、教授を
務めておられた
EGS
(ヨーロピアン・グラデュエイト・スクール)
で学ばれ、博士号を取得されました。
 
 
先日、第6回本講座を開催しました!!

*受講生の皆様と

 



今回のテーマは

「Returning to our Core
(私たちの核となる部分に戻る)」


でした。





この回では



「私たちの内側の
最も自分らしい部分についての
フェルトセンスを展開する」 


ことを中心に取り組みました。




フェルトセンスとは



簡単に言うと 
「言葉になる前の、心と体で感じるぼんやりした感覚」 
のことです。



たとえば
忙しい一日の終わりに
「胸の奥が重い」と感じたり



誰かに励まされたときに
「体がふっと軽くなる」と
感じたりするような



まだ
言葉では説明できないけれど


それは、確かに
“自分らしい感覚”として
存在しています。




セルフケアができていないとき
人はこの核となる感覚を見失いがちです!!



ましてや

 

 

 

支援職の方々は
日々多くの人を支える

立場にあるため



自分自身の
「最も自分らしい部分」を
後回しにしてしまうことも

少なくありません。





看護師や介護士の方は
目の前の方々のケアに集中するあまり

 

自分の疲労や感情の揺れを
感じ取る余裕を失うことがあります






教師や保育士は
子どもたちの成長を支える日々の中で
彼らの成長を喜ぶことは常にありますが


自分自身の喜びや安心感を
味わう時間を忘れてしまうこともあります





カウンセラーやセラピストは
クライアントの話に深く耳を傾けるほど

 

彼らのエネルギーに焦点を当てることは
あっても

自分の内側の声やエネルギーを
置き去りにしてしまうこともあります

 



だからこそ
 

「自分の核に戻る」ことは

支援職にとって
欠かせないセルフケアの
基盤なのです






 

 

 

さて、ここで少し



宿題について
お話したいと思います。



今回の宿題は
「粘土に触れる」こと。



受講生の皆さんは
多様な種類の粘土を選び



子どもの頃以来の体験に
ワクワクしながら取り組まれたようです。





自由に形を変えられる
粘土に触れること自体が
癒しとなったようです。





ある受講生からは
「木の粉で作られた粘土」
という新しい
素材を教えていただきました。



袋を開けると木の香りが広がり
自然とつながる感覚を味わえるそうです。





私自身も
一度試してみたいと思いました





また、このように語って
くださった受講生さんも
いらっしゃいました。


「年齢を重ねるほど
変化に臆病になっていました。

でも粘土は

“作っては壊す”を繰り返せる。

 

変化は怖いものではなく
新しい誕生でもあると体感できました。

過程を楽しむことが

癒しにつながると気づいたのが
今回一番心に残りました。」






この言葉からも
変化を受け入れ楽しむことが

セルフケアの核心に
つながることが伝わってきます。




私自身も久しく
粘土に触れていないことに気づきました。




次回で
本講座はいよいよ最終回
となります。



テーマは
「Integration(統合)」



これまでの学びを
自分のものとして統合し


周囲の人にも持続可能な
セルフケアを伝えられるようになる
総仕上げの回です。



そして

課題をすべて終えた受講生には
修了証書が授与され
卒業式も行われます🎓





私自身

今回のテーマを通じて



「自分の核に戻ることが
セルフケアの基盤であり

支援職にとって
欠かせないプロセスである」




と改めて学びましたニコニコ





だからこそ



次回の最終テーマ
「Integration(統合)」へ進む前に
まず自分の核に立ち返ることが
大切だと感じています。




自分らしさの源に触れると
疲れや迷いが少しずつやわらぎ
心と体が整っていきますクローバー



そうして整った自分は
あなたが、人を支え続ける力を
やさしく守ってくれるのです虹




自分の核に戻る時間は
あなた自身を癒すだけでなく



これからも安心して
人を支えていくための
大切な準備でもあります。




その様子もまた
次回のブログでお伝えしますね。

 


 

アーツ&ネイチャープラクティショナーオンラインコースの
募集は終了いたしましたが

 

 

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