アーツ・コミュニケーション・ラボでは
アーツセラピーの社会への普及をめざし
・必要とされる方たちへの提供
・セラピストの養成
・セラピストが活動しやすい環境の提供とスキルアップ
・海外のアーツセラピー情報やアーツセラピストを招いたワークショップ
などを提供していきます。
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アーツ・コミュニケーション・ラボ
理事の北尾真理子です。

いつもブログをお読みくださり
どうもありがとうございます。
朝晩の冷え込みに
温かいお茶が心と体を
ほっと包んでくれる季節。
湯気の立ちのぼる様子や
茶葉の香りに
ふと心がゆるむ瞬間を
楽しみにしている毎日です![]()
さて、当法人では
アートセラピスト
音楽療法士、カウンセラー
教師、講師、保育士
ソーシャルワーカー
介護士、看護師、医師など
医療・福祉・教育の分野に
携わる方が
自然環境の治癒力と
芸術表現の創造性を活かし
専門職としてのセルフケアと
他者支援の両面に役立つスキルを
体系的に習得するための
「アーツ&ネイチャープラクティショナーオンラインコース」
を開講中です![]()
講師を務めるのは
表現アーツセラピーの分野における
パイオニア的存在の
マーカス・スコット・アレクサンダー博士です。
講師のマーカス・スコット・アレクサンダー博士
マーカス博士は
表現アーツセラピーのコースと
スーパービジョンを提供する
「World Arts Organization」を
2003年に創設し
ディレクターに就任!
認定表現アーツセラピストであり
インターモーダル
(複数のアートの形態を用いる表現アーツセラピーの手法)や
異文化間のアート制作などに焦点を当て
現象学的表現アーツセラピーの
教育分野におけるリーダーとして
世界50ヶ国以上の国で
40年以上にわたり活躍
されています。
そんな
マーカス博士から
自然との関わりを通して
感覚の統合を促し
創造的なプロセスによって
表現力・直感力・レジリエンス
を育む方法を学んでいきます。
ストレスマネジメントや
マインドフルネス
また
自分自身の内在的資質への
アクセスといった
セルフケアのアプローチを中心に
他者支援にも
応用可能な技法として
習得できます![]()
特に、慢性疲労や
感情の消耗といった
支援職に特有の課題に対して
自然とアーツを活用した
アプローチは有効です![]()
本講座を通じて
受講生は自身の健康と
幸福感を高めるだけでなく
「アーツ&ネイチャー・プラクティショナー」
として
専門領域に即した実践を
展開する準備が整います!!
講座には通訳がつきますので
日本語で学ぶことができます。
もちろん
サーティフィケート取得
のためには
出席率や毎月の課題提出
など達成すべき
ハードルはありますが
過去の修了生からは
学ばれたことを既に
ご自身のお仕事に活かされているという
嬉しいニュースも届いています^^
そして
2ヶ月ごとに開催される
グループコンサルティングでは
講師のマーカス博士や
講座サポーターで
トラウマ療法の専門家
表現アーツセラピスト
ジョーンズ・美香博士に
直接質問をし、アドバイスを
いただくことができます![]()
ジョーンズ・美香博士
通訳を介する場合
✅言葉の壁を越えられる
✅専門的な語彙の補完ができる
✅英語に苦手意識があっても
安心感を得ることができる
といった
メリットがある一方で
感情のニュアンスが
伝わりにくかったり
会話の流れが分断され
テンポやリズムが途切れたり
非言語的な
やり取りが制限されたり
時には、通訳者の解釈が
入る場合もあります
その点、ジョーンズ博士は
日本人なので
質疑応答は通訳を介する
必要がないので
テンポよく質疑応答もでき
マーカス博士の本講座の
理解が、より深まります![]()
![]()
ちなみに
ジョーンズ博士は
当法人主催の他の講座でも
講座サポーターとしてご尽力
いただいております
ジョーンズ博士は
日本、アメリカ、スイスで
学ばれ、日本でもアメリカでも
アートセラピーを実践されている
知識もご経験も豊富な方です。
スイスでは
マーカス博士が長年、教授を
務めておられた
EGSで
(ヨーロピアン・グラデュエイト・スクール)
で学ばれ、博士号を取得されました。
先日、第5回本講座を開催しました![]()
*受講生の皆様と
この日のテーマは
「いかに感応するか」
クリエイティブに
感応することで
私たちの人生を変容させる
でした。
ちなみに
「感応する」とは
心や気持ちが何かに
反応して動くことを言います。
たとえば
友だちが悲しそうに
しているのを見て
自分もなんだか悲しくなる。
音楽を聴いて
心が「じーん」としたり
元気になったりする。
こういうふうに
人の気持ちや音
雰囲気などに
心が動くことを
「感応する」と
言います。
当日は
水に濡らした紙に
水彩絵具で色をのせて描く
といった
ワークを行いました。
なかには
水彩絵具ではなく
お茶🍵で描いた方も
いらっしゃいました。
想像してみてください。
水に濡らした紙に
水彩絵の具で色をのせて
描くと
自分が描きたいと思うように
コントロールをして描くことは
とっても難しいですよね・・・
そう
今回のテーマは
「いかに感応するか」
コントロールしたい
でも
できない
そんなプロセスを
ワークを通じて
学んでいきました。
受講生からは
ワークを通して、愛することを学んでいるように感じた。
コントロールしようと思っても出来ない。それが自然界であると気づきました。
子どもとの向き合い方の中では、手放しっぱなしもよくないし、コントロールと手放す、そのバランスがとても大切だと気づきました。
自然の中に行かなくても、リラックスできて癒しを得られることを体感できました。
といった
ご感想をいただきました。
水彩絵具が
紙の上で広がる様子。
思い通りにならないからこそ
そこに生まれる美しさ。
実際にできあがった作品は
それは、それは
どれも美しく
とても感動しました![]()
人の世界は
白黒をはっきりさせない
といけない場面が
多くあります。
しかしながら
自然界では、そもそも人間は
コントロールができないので
そのようなことはありません。
自分の思うように
コントロールが
できなかったとしても
それを
楽しむことができたり
「コントロールできないこと」を
受け入れることで
その先に
思いもよらない気づきや
癒しが待っている。
感応することは
自然とつながること。
そして
自分自身と
深くつながることでもあります。
それは
日々の暮らしの中でも
支援の現場でも
私たちの人生をより豊かに
してくれる力となります。
支援の仕事に携わる
あなたも
自然界を見習って
すべてを
コントロールしようとせず
目の前の人や状況に
“感応する力”を
育んでみてください。
それは
他者に寄り添う力であり
あなた自身を癒す力でもあります。
自然の偶然性と
アートの自由さに
身をゆだねることで
私たちはもっとしなやかに
そして、もっとたくましく
生きる力を
取り戻していけるのかもしれません。
次回の講座も
そんな“生きる力”を
育む時間になることでしょう![]()
アーツ&ネイチャープラクティショナーオンラインコースの
募集は終了いたしましたが
当法人では
世界最先端の
アーツセラピー関連の情報を
「アーツセラピーについて
さらに知ってみたい!」
と思われている方々に発信し
普及啓発を続けることをお約束します。
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